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お寺と福祉の情報局

私の犬と一緒に眠りたい ペット霊園どう選ぶ?

2025年2月19日

※「株式会社霊園・墓石のヤシロ」による提供記事です。

 家族の一員であるペット、亡き後も丁寧に供養したいですよね。けれども一般的な霊園では、たとえ家族のようなペットであっても動物を埋葬することはできません。

 「ペット霊園」とは、家族と同じようにペット供養ができる施設です。ペットと飼い主が一緒に眠るお墓を選ぶならば、ペット霊園を選ぶ必要があります。

ペットと飼い主が一緒に眠るお墓
ペットと飼い主が一緒に眠るお墓

 特に公営墓地ではペットと一緒にお墓に入ることは禁止されているため、民間霊園か寺院墓地になるでしょう。まずペットとの共葬に対応しているか、霊園・墓地の規約を確認してください。

 霊園・墓地では他の墓主との兼ね合いもあるため、一般的にペットと一緒に入るお墓の専用区画を設けています。ペットと一緒に眠るお墓を選ぶ時には、専用区画を見学して立地や雰囲気をチェックしましょう。

 ペットと一緒に眠るお墓は、主に下記四つの種類があります。

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1. 樹木葬

 「樹木葬」とは、樹木や草花を墓標としたお墓です。樹木や美しい草花の元に納骨され、長い時間をかけて自然に還元されます。50万~150万円が相場となります。

 山林奥深くに埋葬される「里山型」、霊園内に専用区画を設けた「公園型」、美しい草花に囲まれた専用区画で個別のシンプルなお墓に納骨される「ガーデニング型」が主な種類です。

 ペットと一緒に眠ることを目的とした場合、イングリッシュガーデンのように美しく整備された環境でペットと眠る「ガーデニング型」に人気が集まっています。

2. 納骨堂

 「納骨堂」は屋内でご遺骨を納骨・供養できる施設です。ペットと一緒に眠る納骨堂の相場は約70万円以上になるでしょう。

愛するペットは家族同然
愛するペットは家族同然

 ロッカーのような専用スペースが並ぶ「ロッカー型」、参拝に行くと専用ブースにご遺骨が自動搬送される「ビル型」、仏壇にご遺骨を並べて供養する「仏壇型」などの種類があります。

 納骨堂は屋内なので、施設によって火の元の管理からロウソクやお線香を禁止したり、香りの強い生花を供えることを禁止することがあるので、規約を確認してから決めましょう。

 都心部近くに位置する納骨堂が多いので交通アクセスも良く、雨天時にお参りしやすい特徴があります。

3. 個別墓

 「個別墓」とは個別に立てた墓石のお墓です。全区画でペット対応をしている霊園・墓地では家墓にペットのご遺骨を納骨できますが、あまり多くはありません。

 一般的にはペットと一緒に眠る個別墓が並ぶ専用区画を設けています。また継承者を必要としない永代供養プランが多いです。

 永代供養プランでは契約した一定年数が過ぎると、ペット・飼い主それぞれの永代供養墓に合祀供養されます。

 ペットと一緒に眠る個別墓の相場は、墓石を建てるので約70万~250万円と幅が広いです。

永代供養墓を設けた区画
永代供養墓を設けた区画

4. 集合墓

 屋外にロッカー型の集合墓を建て、ペットと一緒に眠れる個別スペースを提供する霊園もあります。納骨堂と同じく約70万円以上が相場となるでしょう。

 個別スペースには首輪や好きだったおもちゃ・ぬいぐるみなど、ペットとの思い出の品を置くこともできます。

 費用を抑えながらも気持ちの良い屋外で参拝したい人々におすすめです。

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 ペット霊園を選ぶ時に現地見学は欠かせません。専用区画が明るく心地よい雰囲気かどうか、スタッフの対応までチェックしてから決めることをおすすめします。

 納骨後に希望する供養方法をイメージしながら疑問点は担当者に確認し、納得してから選ぶことが大切です。ペットと一緒に眠るお墓を選ぶ時には、下記の点をチェックすると良いでしょう。

ペット供養には専用のオブジェも
ペット供養には専用のオブジェも

1. アクセス環境

 車で現地に向かう場合、駐車場の広さや駐車場から区画までのアクセスもチェックします。また高齢になり免許返納した後のお参りも想定して、徒歩でもお参りがしやすいかを確認すると安心です。

2. 料金システム

 ペットと一緒に眠るお墓で多い料金システムは、契約時の一括払いでしょう。ただ納骨堂や個別墓などは個別にご遺骨が安置される「個別安置期間」において「年間管理料」がかかることがあります。

 「年間管理料」とは公共スペースの維持管理費用です。一般的に5千~2万円、平均的には9千~1万5千円ほどになるでしょう。

3. 合同供養祭の頻度

 墓地管理者の主催によるペット供養「合同供養祭」を定期的に行うペット霊園が多いです。家族が参加できる合同供養祭も多く、なかにはネット中継による在宅参加が可能な霊園もあります。

ペットの眠るお墓は、手を合わせられる大切な場所
ペットの眠るお墓は、手を合わせられる大切な場所

 ただ毎月1回やお彼岸・お盆時期のみなど、霊園や墓地によって合同供養祭を開催する頻度は異なるので、定期的に参加したい場合は確認をすると良いでしょう。

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 以上がペットと一緒に眠るお墓選びの種類とポイントです。

 最後にペットのご遺骨を納骨したいならば、民間業者にペット火葬を依頼しましょう。公営の火葬場で行うペット火葬は、ご遺骨が残らないケースが多いためです。

 ペット火葬を請け負う民間業者で、ご遺骨を残して欲しいことを伝えて火葬を依頼してください。困った時にはペット霊園で火葬の相談をすると、適切な業者を紹介してくれるでしょう。

霊園・墓石のヤシロ

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