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お寺と福祉の情報局

ペット供養の仕方は? 火葬から納骨までの注意点

2025年5月19日 | 2025年6月13日更新

※「株式会社霊園・墓石のヤシロ」による提供記事です。

 ペット供養の仕方に迷っていませんか?

 大切な家族として過ごしてきたペットとの別れは、言葉にならないほどつらいものです。その一方で、「どうやって供養したらいいのか」「火葬や納骨の方法は?」と、初めてのことで戸惑う方も多いのではないでしょうか。

 この記事では、ペットの供養方法として一般的な「火葬」「納骨」「手元供養」などの流れと注意点について、わかりやすく解説します。後悔しないお別れのために、今できる準備と選択肢を知っておきましょう。

(写真petkuyou1※キャプション不要)

まずは火葬の方法を選ぶ

 ペットが亡くなった後、まず行うのが「火葬」です。火葬の方法にはいくつかの種類があります。

1. 合同火葬

 他のペットと一緒に火葬される方法で、費用を抑えたい方に選ばれています。ただし、遺骨は返却されず、霊園の合同供養塔などに合祀(ごうし)されるのが一般的です。

2. 個別一任火葬

 火葬は個別に行われますが、立ち会いは行わず、業者に一任するスタイルです。基本的にはご遺骨は返却されるため、後から納骨や手元供養が可能です。

3. 個別立会火葬

 ご家族が火葬に立ち会い、お骨を拾うこともできる方法です。ペットを人と同じように丁寧に見送りたいと願う方に人気があります。最近では、専用の火葬車を自宅に呼ぶこともできます。

 火葬を依頼する際は、ペット火葬の許可を得ている業者であることを必ず確認しましょう。口コミや地域の動物病院、自治体の紹介を参考にすると安心です。

火葬後の供養方法―納骨・手元供養・自然葬

 火葬後のご遺骨は、どのように供養するかによって供養方法が異なります。代表的な方法は以下の通りです。

(写真petkuyou3※アイキャッチ兼用※キャプション不要)

1.手元供養

 自宅でご遺骨を安置し、毎日手を合わせられる方法です。骨壺やペット仏壇、フォトフレーム型の骨壺など、多様なグッズが販売されています。遺影や首輪、おもちゃと一緒に飾る方も多く、気持ちが落ち着くまでそばに置いておく選択肢としても人気です。

2.納骨堂・霊園への納骨

 ペット専用の納骨堂や霊園に納骨する方法です。個別に区画を借りるタイプや、合同供養塔に納めるタイプがあります。定期的に供養祭を行っている施設もあり、継続的な供養を望む方に向いています。

3.樹木葬・海洋散骨などの自然葬

 自然に還る供養方法として人気なのが「樹木葬」や「海洋散骨」です。樹木葬は木や花を墓標とし、墓石を置かない自然葬の一種です。海洋散骨は粉骨処理した遺骨を海にまく方法で、開放的なスタイルを望む方に選ばれています。

ペット供養のタイミングと気持ちの整理

 「いつ納骨すべきか」といった明確なルールはありません。火葬後、すぐに納骨する方もいれば、数カ月〜数年後に納骨される方もいます。大切なのは、飼い主の気持ちに区切りがつくタイミングで供養の方法を選ぶことです。

 命日や誕生日に合わせてお花を供えたり、お線香をあげたりすることも心の整理につながります。

(写真petkuyou4※キャプション不要)

ペット供養の費用はどれくらい?

 供養にかかる費用は、選ぶ方法によって大きく異なります。下記は大まかな費用目安です。

ペット供養でよくある質問(FAQ)

Q:ペット火葬は自治体でもできるの?

A:一部の自治体では、焼却処理として対応していますが、個別火葬や返骨には対応していない場合が多いです。丁寧に見送りたい場合は民間の火葬業者を利用しましょう。

Q:ペット霊園を選ぶときの注意点は?

A:合祀墓・個別墓・飼い主とペットが一緒に入るお墓など、ペット霊園で契約できる供養プランは多岐に渡ります。契約内容(供養の期間、参拝可能時間、返骨対応など)をよく確認しましょう。口コミや見学も大切です。

Q:納骨しないといけないの?

A:法律上、ペットの遺骨には人のような埋葬義務はありません。自宅で手元供養を続けることも可能です。

まとめ―後悔のないペット供養のために

 ペットの供養方法には正解がありません。火葬、納骨、手元供養、自然葬など、それぞれのご家庭や気持ちに合った供養の仕方を選ぶことが何よりも大切です。

 「ありがとう」を込めて見送ることで、悲しみが少しずつ癒されていくはずです。

 悔いのないお別れのために、事前に供養の流れを知り、信頼できる業者や施設を選ぶことが安心への第一歩になります。

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