2026年5月9日
毎年年末になると、その年の「新語・流行語大賞」が発表されます。流行語は世相を映す鏡です。現在まで使われるなどすっかり日本語として定着していたり、現在では違った意味になっていたり、何らかのきっかけで再流行したりするものもあります。

1960年代初頭に流行したのが「家付き・カー付き・ババ抜き」です。これは当時の女性が結婚相手の男性に求める要素を表現したものです。
当時は終戦からまだ15年ほど。日本の社会インフラの整備は不十分でした。住宅不足も深刻で「質よりも、まず数の確保が優先」という時代。劣悪な環境の住宅が少なくない中で「マイホームあり」というのは大きなステータスでした。
また、当時マイカーはぜいたく品で「車に乗って買い物やレジャー」は多くの人にとって憧れでした。ちなみに、現在でもファミリーカーの代名詞になっているトヨタの「カローラ」の発売は1966年です。
そして、当時は今よりもずっと「家制度」の考えが強い時代。何かとトラブルの要因になりかねない「姑との同居」をしなくていいのは、結婚を決める上で重要な要素でした。
今はどうでしょうか?「結婚してから好きな家を建てる」と いう考えが強くなっています。「古い家をもらっても手入れが大変…」と逆に家持ちは敬遠されるかもしれません。
車も、特に都市部では「コスパが悪い。カーシェアで十分」といわれていますから、重視する人は以前より減っているでしょう。
最後に姑。嫁姑関係は現在でもトラブルになることが少なくありません。ここだけは永遠の課題といえるかもしれません。