2026年5月26日 | 2026年5月27日更新
愛するペットとの突然の別れ。悲しみが癒えないまま、火葬の手配や供養のことを考えなければならない…。そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。

いざ動こうとすると、
「火葬はどこに頼めばいいの?」
「納骨って必要?」
「費用はどのくらいかかるの?」
と、分からないことだらけで戸惑ってしまいます。
この記事では、ペット供養にかかる費用の相場を、火葬・納骨・法要のステップごとに分かりやすく解説します。事前に全体像を把握しておくことで、悲しみの中でも落ち着いて、大切なペットにふさわしい供養を選ぶことができます。

ペットが亡くなったとき、まず必要になるのが「火葬」です。
人と同様に、ペットも火葬して遺骨を残すことができます。 火葬には大きく三つの種類があり、それぞれ費用や内容が異なります。
●合同火葬(1,000円〜1万5,000円程度)
…複数のペットを一緒に火葬する方法です。
費用は最も安く抑えられますが、遺骨を個別に返骨してもらうことができません。「手元に遺骨を残したい」という方には向いていません。
●個別火葬(1万円〜5万円程度)
…1匹ずつ個別に火葬してもらう方法です。
遺骨をしっかり返骨してもらえるため、納骨や手元供養を考えている方に向いています。最も多くの方が選ぶスタンダードなプランです。
●訪問火葬(2万円〜6万円程度)
…火葬車が自宅まで来てくれるサービスです。
自宅でゆっくりお別れできる点が魅力ですが、費用はやや高めになります。
費用はペットの体重・サイズによっても大きく変わります。小動物(ハムスター・ウサギなど)は比較的安く、大型犬になるほど高くなる傾向があります。複数の業者に見積もりを取り、内容を比較してから依頼することをおすすめします。

火葬が終わったあと、遺骨をどのように供養するかを決める必要があります。主な選択肢は「ペット霊園への納骨」と「手元供養」の2つです。
●ペット霊園への納骨(3万円〜30万円以上)
…ペット専用の霊園や寺院に遺骨を預ける方法です。
永代供養(管理を霊園に任せる)か個別墓(自分でお参りできる専用の区画を持つ)かによって費用が大きく異なります。
永代供養は3万円〜10万円程度、個別墓は10万円〜30万円以上が目安です。年間の管理費が別途かかる場合もあるため、契約前に確認しておきましょう。
●手元供養(3,000円〜数万円)
…遺骨を自宅に置いて供養する方法で、近年人気が高まっています。
骨壷や手元供養専用の器に収めるほか、遺骨をアクセサリー(メモリアルジュエリー)に加工するサービスもあります。
費用はアイテムによってさまざまですが、比較的リーズナブルに始めることができます。「いつもそばに置いておきたい」という方に向いています。

納骨のあとも、命日や節目に合わせて法要を行うことがあります。
●四十九日・一周忌などの法要(お布施1万円〜3万円程度)
…ペット霊園や寺院で法要をお願いする場合、お布施の目安は1万円〜3万円程度です。
施設によっては合同法要を無料または低価格で行っているところもあります。
●お花・お供え物(数百円〜数千円)
…命日のお参りの際には、お花やお供え物を準備します。
費用は少額ですが、継続的にかかるものとして頭に入れておくと安心です。

① 複数の業者・霊園を比較する
火葬業者やペット霊園は地域によって料金差が大きいため、必ず複数社に問い合わせて比較することが大切です。
急いでいるからこそ、最初に声をかけた1社だけで決めてしまいがちですが、少し時間をかけて比較するだけで費用を抑えられる場合があります。
② プランの内訳を必ず確認する
「〇万円〜」と記載があっても、返骨・骨壷・立ち会いなどがオプション扱いになっていることがあります。
最終的にいくらになるか、見積もり段階でしっかり確認しましょう。
③「安さ」だけで選ばない
費用を抑えることは大切ですが、「安さ」だけを基準に選ぶと、後悔につながることもあります。
スタッフの対応や施設の清潔感、口コミなども参考にして、納得のいる選択をしてください。

ペット供養にかかる費用は、火葬だけでも数千円〜数万円、納骨や法要まで含めると合計で10万円を超えるケースも珍しくありません。
だからこそ、あらかじめ全体の流れと費用感を知っておくことが大切です。
お金のことを考えるのは故人(ペット)への冒涜(ぼうとく)ではないか…そう感じる方もいるかもしれません。でも、費用をきちんと把握した上で選ぶことは、大切なペットへの誠実な向き合い方でもあります。
供養の形に「正解」はありません。高額な個別墓を選ぶことだけが愛情の表れではなく、手元供養や合同供養でも、心を込めて向き合うことが何より大切です。
予算と気持ちのバランスを取りながら、「これが私たちの供養の形だ」と思える選択をしていただければ、それがきっとペットにとっても一番の供養になるはずです。悲しみの中にいる今だからこそ、あせらず、だれかに相談しながら、納得できる供養の形を選んでください。
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