2026年6月5日
※文化時報2026年4月28日号の掲載記事です。
東京都渋谷区の代々木公園で18、19の両日、地球環境を考える国内最大級のイベント「アースデイ東京2026」(実行委員会主催)が行われ、曹洞宗と公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)、認定NPO法人パレスチナ子どものキャンペーンなどが出展した。
曹洞宗は、障害のある子どもや保護者が楽しめる「インクルーシブ・プレーパーク」と連携し、約20人の若手僧侶が参加した。椅子坐禅やにおい袋づくりのワークショップを実践したほか、フラフープや皿回しなどで子どもたちと遊びに興じた。人権擁護推進本部の担当者は「曹洞宗が目指す持続可能な開発目標(SDGs)=用語解説=の理念を体現する良い機会になった」と話した。

また、恒例の「Earth禅堂」を設営し、坐禅を通じて仏教や禅の価値観を体感できる場を提供。幅広い年代の男女でにぎわった。
アジアを中心に教育支援に取り組むSVAは、親子で入れるキッズスペースを設置。翻訳絵本づくりや塗り絵、すごろく、民族衣装体験などを実施し、支援の意味をアピールした。
大河内秀人浄土宗見樹院(東京都文京区)住職が代表を務めるパレスチナ子どものキャンペーンは、編み物に思いを込めてパレスチナ自治区ガザ地区の子どもたちへ届けるアクション「ニット・フォー・ガザ」をアピール。現地の人々が作ったハンドメード製品の販売や支援金も呼びかけた。中東情勢が刻々と変化する中、担当者は「ガザ地区の状況はますます悪化し、多くの子どもが犠牲となっている」と現状を訴えた。

【用語解説】持続可能な開発目標(SDGs)
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標。15年に国連本部で開かれた「国連持続可能な開発サミット」で採択された。17の目標と169の達成基準からなり、誰一人取り残さないことを誓っている。