2026年6月19日
※文化時報2026年5月15日号の掲載記事です。
日蓮宗東京都南部宗務所(長亮行所長)は3日、大本山池上本門寺(伊藤日隆貫首、東京都大田区)境内でバザー&フリーマーケット「いのりの日」を開催した。若手僧侶が中心となり、「いのりの実践」「いのりの体験」などを通じて仏教精神に親しんでもらうイベント。今年は福祉施設が初めて出展し、連携を模索する第一歩となった。

イベントは2002(平成14)年の立教開宗750年を機に始まった社会貢献活動が元になっている。地元商店・企業や宗門関連校の立正高校・中学校の生徒らが参画するなど、一昨年からゴールデンウイークの恒例行事になりつつある。
開会式では同宗務所で伝道を担当する前田宣明養源寺(同区)住職が「多くの人との交流を通じ、相手をおもんぱかることが祈りになる」とあいさつ。宗会議員の小松浄貴法雲寺(東京都渋谷区)住職は「普段は葬儀や法事だけの付き合いしかない僧侶が、自ら人々に働きかける機会をもっと増やす必要がある」と強調した。
初出展の福祉施設は、障害者支援や就労支援を行う地元の大森東福祉園とくすのき園などで、通所者が作った製品を販売。くすのき園は木製のジグソーパズルや干支(えと)ストラップが好評で、担当者は「お寺やお坊さんに施設のことを知ってもらえるのはありがたい」と笑顔で話した。

フリーマーケットでは食料品、衣類、食器、おもちゃなどが並べられ大盛況。日蓮宗の人気キャラクター「こぞうくん」と記念撮影する子どもたちの姿も見られた。ワークショップでは、祈りの言葉を書き込んだ大きなこいのぼりやお守り、におい袋を作るコーナーなどがにぎわっていた。
