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自閉症のわが子と共に 語らいカフェに弁護士招く

2026年7月3日

※文化時報2026年6月2日号の掲載記事です。

 一般財団法人お寺と教会の親なきあと相談室の支部を開いている浄土真宗本願寺派妙行寺(井上從昭住職、鹿児島市)は5月22日、妙行寺門徒会館で5回目となる「親あるあいだの語らいカフェ」を開いた。自閉症の子の父親である上山幸正弁護士をゲストに迎え、当事者家族ら13人が参加した。

 
上山弁護士(右奥)の話を聞く「語らいカフェ」の参加者ら
上山弁護士(右奥)の話を聞く「語らいカフェ」の参加者ら

 上山弁護士は、障害者の権利擁護や成年後見制度=用語解説=の見直しのポイントといった法律家ならではの話を、当事者家族の視点で身近に、分かりやすく伝えた。

 また、わが子の障害の肯定(適応)と否定(落胆)の螺旋(らせん)を行きつ戻りつし、受容しきれない現実を抱えているという心の中も打ち明け、仏教の話にも話題が及んだ。

 上山弁護士の話を受けての語らいの時間は、共感と気付きを元にさまざまな思いが語られ、参加者からは「こうして語り、聞いてもらえる場があることが本当にありがたい」「妙行寺はたくさんの専門職とのご縁を作ってくださるが、相談できる弁護士さんがいることは頼もしい」との声が上がった。

【用語解説】成年後見制度(せいねんこうけんせいど)

 認知症や知的・精神障害などで判断能力が不十分な人に代わり、財産の管理や契約事を行う人(後見人)を決める制度。家庭裁判所が選ぶ法定後見と、判断能力のあるうちに本人があらかじめ選んでおく任意後見がある。支援対象を限定し、必要がなくなれば途中で利用を終了できる方向で見直しが検討されている。

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