2026年4月30日
子どもの頃は『大人になれば強くなれる』と思っていたが、大人になるというのは弱さを受け入れることだ。人は生きている限り弱いものだから。
――作家、マデレイン・レングル(1918~2007年)

子どものころ、大人は子どもよりも強くて凄い存在なのだと信じて、早く大人になりたいと願った方は多いのではないでしょうか。
世の中のもの全てが新鮮で興味深いものに見える子どもたちにとって、子どもよりもたくさんの経験を得ている大人は、特別な存在に見えるものです。
しかし、実際にさまざまな経験を得て大人になっていくと、きらびやかな成功だけではなく、多くの挫折も体験することになります。
子どものころの理想とはかけ離れた人生を歩むこともあり、大人は子どもよりも強いものだという理想が崩れることもあるでしょう。
強くなることが大人になることではないと気付いて落ち込みそうになったら、マデレインの言葉を思い出してみてください。
生きている人間は、必ず弱さを持っています。一見して欠点のない完璧な人も、悩みやいら立ちを抱かないわけではありません。
そして、自身の弱さに気付いて自分を客観視できるようになることは悪いことではなく、成長の機会だと捉えられます。
自身の弱さと向き合って、自分の長所も短所も大切にしながら、自分の人生を精いっぱい生きていく姿勢こそ、大人になった人間の姿ではないでしょうか。