2026年7月15日 | 2026年7月19日更新
幸せかどうかと自問自答すれば、幸せでなくなってしまう
――哲学者、J・S・ミル(1806~73)

英国を代表する哲学者ミルにとって「幸せ」とは、直接つかみにいくものではなく、勉強や趣味、仕事など何かに熱中した結果として後からついてくるものでした。
人間は誰しも、自分の幸せを望むものです。
しかし、自分の幸せに疑問を持ったり、いつまでも「幸せになりたい」と望んだりしているうちは「今の幸せ」を実感することができません。
自分の幸せを疑うと、どうしても今の自分に足りないものを探してしまいます。
「あの人みたいになりたい」「あれが手に入れば幸せになれる」と自分を満たしてくれる条件ばかりを考えていると、常に満たされていない自分を意識してしまうのです。
そうやって、足りない部分や幸せでない自分のことばかり見ていては、近くにある幸福を見落としてしまいますし、いつまでも満たされないままです。
今を生きる自分が幸せなのか自問自答するのではなく、「幸せだ」と言えるものを探してみましょう。
目の前の課題に集中したり、日常の中で感謝できる人やものを探したり。
自分の幸せだけでなく周囲にも目を向け、誰かの助けになるようなことをしてみるのもいいでしょう。
幸せを測ることに執着するのではなく、幸せがついてくるような行動を心がけてみてください。