2025年8月6日
※文化時報2025年5月2日号の掲載記事です。
少子高齢化で寂れつつある公園に活気を取り戻そうと、大阪府茨木市の西河原公園で4月20日、市民有志による初のイベント「レクリエーションピクニック」が行われた。近くにある浄土真宗本願寺派西光寺の坊守、櫻井久美さん(51)ら地域住民や、都市計画を学ぶ大学院生らが知恵を出し合って開催。野外ステージでの音楽ライブや屋外遊びを用意し、大勢の親子連れでにぎわった。(主筆 小野木康雄)

西河原公園はJR総持寺駅近くにある安威川沿いの公園で、広さは甲子園球場約3個分の約11.3ヘクタール。国道171号の南北にまたがっている。多目的グラウンドやテニスコート、芝生広場などがあるが、敷地全体まで管理が行きわたっておらず、有効活用されていないのが実情という。
このため、市の委託を受けたNPO法人いばらき市民活動推進ネットが昨年12月から、市民を対象にワークショップを開催。フィールドワークなどを通じ、公園でやってみたいことを募っていた。
ワークショップの中心メンバーだった櫻井さんらは「西河原公園活用実行委員会」を結成。和太鼓集団「矢野姉妹」のライブや、警察と泥棒の2組に分かれる鬼ごっこ「ケイドロ」、地元の追手門学院大学のコーヒーサークルによる出店などを手がけ、ボランティアらが協力して運営した。

櫻井さんは2023年に任意団体「むすびや寺こや」(旧・西光寺寺こや)を立ち上げ、西光寺や西河原公園を拠点に地域コミュニティー活動を行ってきた。多世代が集まる寺カフェや、五感に触れる体験を通して子どもと大人が学び合う「むすびとまなび」などを開催している。
「レクリエーションピクニック」は今後も続けたい考えで、「お寺と地域を緩やかにつなぎ、お年寄りや子どもが交ざり合える場をつくりたい」と語った。
市公園緑地課の竹内健参事は「自然が豊かで規模の大きな西河原公園を活用できれば、他の公園の活性化のヒントになる」と指摘。お寺との連携については「地域の行事を行っていただく際に、公園との回遊を生み出すことができれば」と話した。
西河原公園の「レクリエーションピクニック」と連動して、西光寺では同日、釈尊の誕生を祝う花まつりが開催され、親子連れやお年寄りが誕生仏に甘茶をかけたり、缶バッジ作りを楽しんだりした。

レクリエーションピクニックも手伝った門徒の木村威英(たけひで)さん(67)が、自作のスライドで花まつりのいわれを紙芝居風に紹介し、参加者を楽しませていた。