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TOP > 『文化時報』コラム > 福祉仏教の現場から
『文化時報』コラム 〈91〉苦しみに向き合う布教

※文化時報2024年10月29日号の掲載記事です。  生活指導の教員でありながら、息子が手のつけられない非行少年だったという女性に出会った。職場である学校では先生としてふるまい、息子の学校では頭を下げ続ける母親だったそうだ。 …

2025年2月11日

福祉仏教の現場から
『文化時報』コラム 〈90〉法話と緩和ケア

※文化時報2024年10月15日号の掲載記事です。  死神(しにがみ)から呪文を教わり重い病気の人を回復させて大もうけする噺(はなし)がある。「死神」という有名な古典落語の演目だ。…

2025年1月22日

『文化時報』コラム 〈89〉お寺に集まる意味

※文化時報2024年10月1日号の掲載記事です。  彼岸の中日、兵庫県宝塚市の真言宗大覚寺派成福院で「親あるあいだの語らいカフェ」が初開催された。一般財団法人お寺と教会の親なきあと相談室の18ある支部の一つを設けている。生きづらさを感じている当事者さん、発達障害のお子さんがいる親御さん、8050問題=用語解説=真…

2024年12月6日

『文化時報』コラム 〈88〉父から息子へのバトン

※文化時報2024年9月30日号の掲載記事です。  先日「善鸞義絶事件」に触れた法話を聴聞した。  親鸞聖人が実子である善鸞大徳を義絶、つまり親子の縁を切るという出来事が起こった。流罪で越後にいらした親鸞聖人はその後関東へ移り教えを広められた。晩年は京都へお戻りになったが、関東で間違った教えが流れるようにな…

2024年11月23日

福祉仏教の現場から
『文化時報』コラム 〈87〉結婚式を帰敬式に

※文化時報2024年9月3日号の掲載記事です。  NHK連続テレビ小説「虎に翼」が絶好調である。過去に一度も朝ドラを観たことがない筆者も、今は朝8時の放送を楽しみにしている。実在した女性裁判官をモデルにしたドラマで、「結婚とは何か」「家族とは何か」を鋭く問われている気がしてならない。 …

2024年11月7日

福祉仏教の現場から
『文化時報』コラム 〈86〉8月の「はて?」

※文化時報2024年8月20日号の掲載記事です。  夏の甲子園は今年から午前と夕方の2部制を部分的に導入することになった。猛暑が続く8月に行われる大会である。選手のみならず応援に訪れる保護者や生徒の健康面を考えると、もっともっと議論が必要であろう。 …

2024年10月25日

『文化時報』コラム 〈85〉聞法道場の未来

※文化時報2024年7月30日号の掲載記事です。  一般財団法人安住荘は1974(昭和49)年7月24日が法人成立の日として登記されている。  ところが不動産関係の書類を見ると、それ以前の日付で個人から財団法人への寄付があったと記されている。引き継ぎを受けた者としては、できるだけ事実に近いことを後世に伝承し…

2024年10月13日

『文化時報』コラム 〈84〉大勢の来館者

※文化時報2024年7月9日号の掲載記事です。  「文化時報 福祉仏教入門講座」第5期のケーススタディーで出た課題を一つ。「地域の子育てママさんが『マルシェ(市場)をやりたいから場所を貸してほしい』と言ってきたらどうしますか?」。さて、読者諸氏ならどう答えるだろうか? …

2024年9月29日

『文化時報』コラム 〈83〉あふれる遺体

※文化時報2024年6月25日号の掲載記事です。  NHKクローズアップ現代で「知らない間に火葬された〝あふれる遺体〟相次ぐトラブルの実態」が今月10日に放送された。実際に身寄りがない人の火葬手続きをしている筆者からすれば、いささかミスリードなタイトルだと思った。…

2024年9月12日

『文化時報』コラム 〈82〉福祉と仏教は同じ道

※文化時報2024年6月11日号の掲載記事です。  従業員の行動指針に当たるクレドが「生まれてきてよかった」から始まる法人がある。大阪府東大阪市で就労移行支援事業所などを運営している一般社団法人アミュー(岩﨑勝代代表)だ。先日、自己肯定感についてのイベントに参加してきた。 …

2024年8月25日

福祉仏教の現場から
『文化時報』コラム 〈81〉1年早い年忌法要

※文化時報2024年5月28日号の掲載記事です。  年忌法要のご依頼があった。故人さまとはデイサービスご利用中からのお付き合いだった。「ちょうど命日が日曜日なのでその日にお願いします」とのことでお引き受けした。 …

2024年8月9日

『文化時報』コラム 〈80〉僧侶は身近な存在か?

※文化時報2024年5月14日号の掲載記事です。  「風が吹いても痛い」とはよくいったものである。連休終盤に足の親指の付け根あたりが赤く腫れてきた。連休明けの火曜日朝は靴が履けないくらいの痛みがあった。 …

2024年7月23日

福祉仏教の現場から
『文化時報』コラム 〈79〉灯台もと暗しのお寺

※文化時報2024年4月23日号の掲載記事です。  今年は桜が遅かった。  昨年より復活した春のバスツアー。瑞興寺(筆者の所属寺)のご門徒さんと一緒にお花見に出かける。毎年4月の第1週に行く。今年のように咲き始めなのは珍しい。大阪より北に位置する彦根城へ向かったのでなおさらだった。 …

2024年7月11日

『文化時報』コラム 〈78〉実践力を鍛える講座

※文化時報2024年4月9日号の掲載記事です。  2日、文化時報「福祉仏教入門講座」第5期の最終講があった。最後は「ケーススタディー」が恒例となっている。筆者のところへ実際にあった相談を教材として「私ならこうする」という考えをグループに分かれて出し合ってもらった。 …

2024年6月29日

『文化時報』コラム 〈77〉その人のニーズを聞く

※文化時報2024年3月26日号の掲載記事です。  「制度が正しいのではなく、その人のニーズが正しいのだ」。富山市にあるNPO法人「デイサービスこのゆびとーまれ」代表の惣万(そうまん)佳代子さんは話した。3月16日、大阪市生野区で開催された「地域共生ケア全国ネットワーク研究交流フォーラムin大阪」での一言だ。 …

2024年6月21日

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