※文化時報2024年2月23日号の掲載記事です。 2月15日、カトリック中央協議会の招きを受け、その最高意思決定機関である司教総会「司教の集い」で講演する機会を得た。
2024年4月13日
※文化時報2024年2月9日号の掲載記事です。 鹿児島から京都に移り住んで3度目の冬を迎えた。1年目は南国鹿児島との気温のギャップにおののき、「私はこの土地で冬を越せるのだろうか」と不安を募らせたが、3度目の今年は暖冬だからなのか、私自身が寒さへの耐性がついたからなのか、あまり寒さを感じない。というより、寒さを…
2024年3月20日
※文化時報2023年12月8日号の掲載記事です。 2023年も残すところあと1カ月を切った。この連載コラムも今年最後の回となった。 この1年、ほかの話題を書くことができないほど、冤罪(えんざい)と再審法改正の問題に、持てる時間と能力とエネルギーの大部分を費やしてきた。北は北海道から南は沖縄まで、全国47…
2024年1月27日
※文化時報2023年11月24日号の掲載記事です。 ちょうど1年前、このコラムの第30回(2022年11月25日号)で、京都府立嵯峨野高校2年生の生徒たちが私の事務所を訪問したことを書いた。学校図書館で推薦図書になっていた拙著『大崎事件と私~アヤ子と祐美の40年』を読み、冤罪(えんざい)や再審事件に関心をもった…
2024年1月14日
※文化時報2023年11月10日号の掲載記事です。 去る10月11日、私は京都女子大学に招かれて、「ジェンダーの光で照らす冤罪(えんざい)問題~女性冤罪被害者の女性弁護人として~」というタイトルで講演した。 …
2024年1月2日
※文化時報2023年10月27日号の掲載記事です。 「松川事件無罪確定60周年記念全国集会」で記念講演を行うために福島大学に赴いた私は、控室で福島大学の松川資料室の関係者、松川事件の元弁護人や支援者と顔合わせを行った。 …
2023年12月16日
※文化時報2023年10月13日号の掲載記事です。 植物学者牧野富太郎をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」が最終回を迎えた。江戸末期から明治・大正・昭和という日本の激動期のさなかにあって、ひたすら植物と向き合い続ける主人公と、彼を支える人々の織りなす物語に、朝から心を揺さぶられた視聴者も多かっただ…
2023年12月7日
※文化時報2023年8月4日号の掲載記事です。 7月16日、長野県諏訪市を訪れた。盆地とはいえ標高750メートルの高地ゆえか、照りつける日差しは強烈だ。一方で、湿度を含まない風は頬に心地良かった。 …
2023年10月20日
※文化時報2023年7月21日号の掲載記事です。 3月に再審開始が確定し、死刑事件として36年ぶりにやり直しの裁判(再審公判)が開かれることになった袴田事件で、検察官は再審公判で改めて袴田巖さんの有罪を主張する方針であることが報じられた。すでに事件から57年、ようやく再審無罪のゴールが見えたと思われたが、審理の…
2023年10月5日
※文化時報2023年7月7日号の掲載記事です。 昨年秋、岐阜県弁護士会に招かれて講演した機会を利用し、私はどうしても訪れたかった場所に赴いた。岐阜県八百津町の「人道の丘」である。 …
2023年9月21日