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賛同寺院2000カ寺に おてらおやつクラブ

2024年6月28日

※文化時報2024年4月30日号の掲載記事です。

 認定NPO法人おてらおやつクラブ(代表理事、松島靖朗・浄土宗安養寺住職)は、賛同寺院数が2000カ寺に到達したことを明らかにした。2014(平成26)年の活動開始から10年となり、活動がさらなる広がりを見せている。

(画像:2000カ寺到達を知らせるおてらおやつクラブのホームページ)
2000カ寺到達を知らせるおてらおやつクラブのホームページ

 おてらおやつクラブは、子どもの貧困に対処するために設立された。お寺への「おそなえ」を、仏様からの「おさがり」としておすそ分けする活動を展開。支援団体などを通じ、ひとり親家庭に送っている。

 趣旨に賛同する寺院は宗派や地域を超えて広がり、さまざまな支援団体や企業、檀信徒、地域住民らが協力。釈尊が説く慈悲の実践を通じた貧困問題の解決を目指している。1000カ寺には18(平成30)年12月に、2000カ寺には今年3月に到達した。

 厚生労働省の2022年国民生活基礎調査によると、18歳未満の子どもの貧困率は11.5%。ひとり親世帯でみると44.5%に上っており、半数近くが困窮にあえぐ状況となっている。

 おてらおやつクラブの担当者は2000カ寺という数字について「寺院総数から見ると、賛同寺院数は数%程度。さらなる周知が必要だ」との見解を示した。今年度は新規事業として、「全国行脚 おてらおやつクラブと一緒に子どもの貧困について考えよう」を全国で開催。活動の周知を強化する。

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