2024年10月16日
※文化時報2024年8月20日号の掲載記事です。
浄土真宗本願寺派の宗門関係校、京都女子大学(竹安栄子(ひでこ)学長、京都市東山区)発達教育学部は2日、付属の京都幼稚園で、乳幼児と一緒に音楽を楽しめる「乳幼児のための京女こどもコンサート」を開催した。学生らが管楽器と弦楽器を演奏し、付属の幼稚園・小学校に通う子どもだけでなく、一般の親子約170人が楽器の音色に耳を傾けた。(松井里歩)
コンサートは「泣いても叫んでも歌ってもOK!」とうたい、乳幼児も一緒に本格的なコンサートを楽しめるよう、京都幼稚園が企画。発達教育学部教育学科管楽器ゼミの4人と、学生らが所属する京都女子大学交響楽団に協力を呼びかけ、合同で演奏を行った。
子どもたちがよく知る「きらきら星」などの童謡やクラシックの演奏だけでなく、学生らが持つそれぞれの楽器を紹介。また、参加した子どもらによる指揮者体験も行った。
小学校教員を目指している3回生の清水紗弥さん(20)は「普段はソロでの練習が多く、こうしたコンサートは初めて。子どもたちの生の反応を見られて、今後へのフィードバックにもなった」と話していた。