2024年10月22日
※文化時報2024年8月23日号の掲載記事です。
浄土真宗本願寺派の宗門関係学校、京都女子大学(竹安栄子(ひでこ)学長、京都市東山区)で5日、市内の小学生が心と体の健康について学ぶワークショップ「第62回夏期健康学園~第2回 京(みやこ)キッズ・ヘルスプロモーション」が行われた。市内の小学校教諭や養護教諭らでつくる「京都市小学校保健研究会」の主催で、養護教諭を目指す学生17人と協働し、「自分でつくろう自分のけんこう」をテーマに特別授業を実施した。
夏期健康学園は毎夏、同会が行ってきたイベントで、同大学での開催は昨年に続き2回目。以前はぜんそくのある子どもを対象にしたプログラムのみだったが、医療の発展による参加者の減少などを踏まえ、同大学と協力して多様な健康問題に対処することになった。
テーマは昨年同様、「これであなたも目のマスター」「自分の歯・口は元気かな?」「身にせまる⁉くすりのひみつ」「きもちをコントロールするには…」の四つ。保護者のアンケートで要望の多かったもので、児童らは事前に参加する授業を二つ選択した。
このうち「きもちのコントロール」では、腹式呼吸など怒った時に心を落ち着かせる方法を教わった。
小学4年の谷川晴さんは「いろいろなことを学べて楽しかった」。研究会会長で市立桂坂小学校の中村佳明校長は「昨年参加して養護教諭になった学生もいる。今日の出会いが次につながる」と話していた。