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お寺と福祉の情報局

東寺で大法会・特別拝観 10月、立教開宗1200年

2023年9月8日

 弘法大師空海が真言宗を開いて今年で1200年になるのを記念し、総本山教王護国寺(東寺、京都市南区)で10月8日、「真言宗立教開宗1200年慶讃大法会」が開白する。翌9日には特別拝観「東寺のすべて」が開幕。大師信仰を今に伝える真言密教の根本道場が、時空を超えた祈りの世界に包まれる。

真言宗立教開宗1200年を迎える東寺。五重塔内部も公開される
真言宗立教開宗1200年を迎える東寺。五重塔内部も公開される

 東寺は平安遷都後間もなく官立寺院として建立され、嵯峨天皇が823(弘仁14)年、弘法大師空海に託した。弘法大師空海は五重塔や講堂の整備に着手し、一般の人々を対象とした私設の学校、綜藝種智院(しゅげいしゅちいん)を近くに設立した。

 真言宗立教開宗1200年慶讃大法会は「尽きぬ願いに祈りは続く」をスローガンに、東寺真言宗が10月8~14日に奉修する。開白の8日は金堂で大曼荼羅(まんだら)供を営み、中日の11日には鎮護国家御願法要、結願の14日は御影堂(みえどう)で御法楽を行う。誰でも拝観できる。

 一方、特別拝観「東寺のすべて」は9~31日に東寺などが開催。講堂、金堂、五重塔などの内部を公開するほか、食堂(じきどう)では写真家・土門拳(1909~90)の写真展を行い、東寺を被写体に撮影した代表作約50点を展示する。

 灌頂院ではアーティスト・小松美羽氏が制作した「ネクストマンダラ―大調和」を披露。宝物館では2023年秋期特別公開・真言宗立教開宗1200年記念として「東寺の宝物をまもり伝える」を開き、修理が完成した宝物や、近年重要文化財に指定された宝物を一挙公開する。

 拝観時間午前9時~午後5時(受付午後4時まで)。拝観料一般2000円、高校生1500円、中学生以下1000円で、スマートフォンで聞ける無料音声ガイド付き。問い合わせは東寺(075-691-3325)。

 詳細は>>東寺真言宗クラウドファンディングサイトまたは特設サイト

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