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福祉あるある

高齢者住宅探しで出した条件が、孫思いだった件

2024年4月21日

 関西に住んでいる80代の男性が高齢者住宅探しを始めました。要介護認定を受けておらず、持病らしい持病もなく、まだまだ自分で何でもできる人ですが、やはり将来の安心・安全を考えてとのこと。出身は首都圏ということもあり、東京都内かその近郊を希望していました。

住宅街(イメージ)
住宅街(イメージ)

 さて、大都市圏で元気な人も入居可能な高齢者住宅というと、共用部にプールやシアタールーム、アトリエなどを持つような高級物件が一般的ですが、この男性の予算は入居一時金500万円程度までと意外に低めでした。というのも、男性には「孫娘のためにマンションを買う」という目的があったからです。

 孫娘はこの春に新卒入社予定で、勤務先は渋谷でした。そのため「渋谷へのアクセスが便利な所に、就職祝いを兼ねてマンションを買ってやりたい。そしてその近くの老人ホームに自分も住めば、お互いに安心だろう」と考えたのです。

 さて、高齢者住宅入居相談事業者の協力などを得て、いくつか入居候補物件が出てきました。そこで次に男性がとった行動は「新幹線に乗って一人で現地を見に行く」というもの。とはいっても、施設の雰囲気やサービス体制、食事やレクリエーションなどの見学・体験が目的ではありません。「駅周辺など街の治安が、孫娘が住むのに問題ないか確認したい」のが最大の理由でした。

 「病院が近くにあるか、買い物できる場所があるかなど、周辺の環境を気にする方は珍しくありませんが、若い女性が住んで安全かを重視して住宅探しをする方は初めてです」と入居相談事業者は語ります。高齢者住宅を探す際のポイントも、人それぞれのようですね。

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