2024年2月14日 | 2024年2月15日更新
輝ける場は人それぞれ。いかに輝くかはその人次第だと思います。
――元マラソン選手、高橋尚子(1972~)
テレビや会員制交流サイト(SNS)などの発達により、「輝く人」を目にする機会が増えています。
それまではどこか遠くの存在として、自分と比較することもないような人の情報を、インターネットですぐに調べることができてしまうのです。
そんな現代では、自分に自信を持つことが難しくなっているのかもしれません。
元マラソン選手の高橋尚子さんは、2000年のシドニーオリンピックで金メダルを獲得した「輝く人」です。この金メダルは日本陸上界では戦後初、日本女子陸上界では史上初のもので、高橋さんは同年に国民栄誉賞を授与されました。
しかし、高橋さんが全国レベルの選手になったのは大学時代から。高校2年の都道府県対抗女子駅伝では、区間47人中45位に終わりました。何か劇的な練習法を発見したわけではなく、ただ努力を日々積み重ねて、高橋さんは成長していったのです。
高橋さんが輝くことができたのは、金メダルをとったからではなく、努力し続けたからでした。
皆さんはどう思いますか? 自分も同じように輝いていると、自信を持てる人は少ないかもしれません。
しかし、輝き方は人それぞれです。
いい結果を残して輝く人もいれば、誰かをサポートすることで輝く人もいます。もしかしたら皆さんも「自分の輝き」に気付けていないだけで、すでに誰かにとっての「輝く人」になっているのかもしれません。
自らの努力を認め、小さな自信を身に付けながら、ゆっくり歩いていきましょう。