検索ページへ 検索ページへ
メニュー
メニュー
TOP > お寺と福祉の情報局 > 介護の豆知識 > 正月明けは高齢者住宅入居の繁忙期…2023年は?

知る

お寺と福祉の情報局

正月明けは高齢者住宅入居の繁忙期…2023年は?

2023年1月4日

 今年の年末年始は、新型コロナウイルス感染症による行動制限がないこともあり「3年ぶりに故郷に帰る」という人も多いのではないでしょうか。

久しぶりに帰省した実家(イメージ画像)
久しぶりに帰省した実家(イメージ画像)

 ところで、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(以下:ホーム)では、正月明けからしばらくの間、ちょっとした繁忙期となります。というのも、帰省で久々に親子・きょうだいが顔を合わせたことで、「親や実家のことをどうしようか」という話題になり「ホームへ入居させたらどうだろうか」と考える人が増えるからです。

 ホーム側では問い合わせや見学希望者の増加を見越し、入居費用の特別割引キャンペーンを行ったり、コロナ禍の今は実施が難しいかもしれませんが「食事付き見学会」を企画したりするケースも増えます。また、高齢者住宅入居相談事業者に支払う紹介フィーを一時的に引き上げるホームもあります。

 さて、こうした「年明け後の入居ニーズ増加」について、「2023年は特に大きな波になるのではないだろうか」と予測する声があります。数年ぶりに親の姿を見て「ずいぶんと言動がおぼつかなくなってきたな」と、老化の進行を改めて実感する人が多いだろうと予測されているのがその理由です。

 このように帰省がホームの入居ニーズを喚起するのは年明けだけではなく「盆明け」も同様です。いわゆる「街の不動産屋さん」は、盆明けは閑散期なので「この時期にホームの入居相談を受ければ売り上げにつながるのでは」と考え、高齢者住宅入居相談事業者と提携するところもありました。しかし、一般のマンション・アパートとホームの紹介では何かと勝手が違うことも多く、大きなビジネスにつながったケースはほとんどなかったようです。

おすすめ記事

同じカテゴリの最新記事

error: コンテンツは保護されています