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「元気な間にお寺頼る」本紙主筆、お彼岸に講演

2025年4月21日

※文化時報2025年3月28日号の掲載記事です。

 兵庫県宝塚市の真言宗大覚寺派成福院(今井弘道住職)で20日、彼岸会が行われ、文化時報社の小野木康雄社長兼主筆が福祉仏教をテーマに講演した。小野木氏は、檀家ら約20人に「福祉仏教とは、元気なうちにお寺を頼ること」と述べた。

福祉仏教やお寺と教会の親なきあと相談室について語る小野木氏
福祉仏教やお寺と教会の親なきあと相談室について語る小野木氏

 成福院はグリーフ(悲嘆)ケアをテーマにした「寺カフェ」や、漫画家の細川貂々(てんてん)さんと共に生きづらさについて考える「生きるのヘタ会?in成福院」などを開催。文化時報社が設立した一般財団法人お寺と教会の親なきあと相談室の支部も設け、積極的に社会活動に取り組んでいる。

 小野木氏は、亡くなる前からいろいろなことをお寺に相談できるようになることが、「葬式仏教から福祉仏教へ」というスローガンに込めた願いであると強調。お寺と教会の親なきあと相談室への相談事例を交えながら、お寺での分かち合い、語り合いの大切さを説いた。

 その上で「お寺は公共事業を行う公益法人でもある。檀家以外の人にも使わせてほしい」と呼び掛けた。今井住職も「お寺は幅広く社会に仏教を発信する責務がある。困っている人を助けたい」と応じた。

 この後、8人が「親あるあいだの語らいカフェ」に参加し、日常の困り事などについてざっくばらんに語り合った。

 

 

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