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キャンパスで学童保育 花園大学、京都市と連携

2025年8月21日

※文化時報2025年5月30日号の掲載記事です。

 臨済宗妙心寺派の宗門校、花園大学(磯田文雄学長、京都市中京区)に12日、共働き家庭などの小学生が利用する放課後児童クラブ(学童保育)「きっずキャンパス☆はなぞの」が開設された。市と連携した取り組みで、大学キャンパスに設置されるのは全国でも珍しい。花園大学は2026年度に教育学部初等教育学科の新設を予定しており、実践の場としての活用も見据えている。(高田京介)

 子ども家庭庁によると、24年5月1日現在の放課後児童クラブの登録児童数は約152万人(前年比約6万人増)と過去最多を更新した。

 一方で、施設数は2万5635カ所(同比172カ所減)、待機児童数は1万7千人超となっている。

 花園大学が立地する中京区では、朱雀第八学区の児童約130人が学区内にある市円町児童館の放課後児童クラブを利用していたが、手狭だったことに加えて自宅から30~40分かけて通っている児童もおり、場所の確保が課題だった。

 このため市と大学は4月1日に包括連携協定を締結。大学施設の貸与▽大学のクラブ、サークルなど課外活動への参加促進▽教職課程の学生やボランティアの参加による補助―の3点を行うことを申し合わせた。

 大学は拈花(ねんげ)館入り口横の1室(約61.6平方メートル)を貸し出し、市円町児童館が放課後児童クラブを運営する。

(画像:放課後児童クラブが入る大学の拈花館)
放課後児童クラブが入る大学の拈花館

 小学1〜3年生が対象で、定員40人。下校から午後5時まで利用できる。校庭の代わりにリトミック教室(約407平方メートル)を遊戯室として開放するという。

 設置から4日後の16日には、早くも児童約30人が詰め掛けており、積み木やボードゲームで遊んだり、地域住民や学生のボランティアらが絵本などを読み聞かせたりしていた。

小学3年の女子児童(8)は「勉強を教えてもらいたい」と話し、同級生の男子児童(8)は「花園大学は家の近くにあって知っていた。もっと来たい」と笑顔を見せた。

(画像アイキャッチ兼用:地元の小学生が利用する花園大学内の放課後児童クラブ=京都市中京区)
地元の小学生が利用する花園大学内の放課後児童クラブ=京都市中京区

 市円町児童館館長で大学内の放課後児童クラブの責任者である中橋広美さん(59)は「学生には、大人になるためのお手本になってもらいたい。教職を目指しているなら、実力がつく現場に必ずなる」と期待を寄せた。

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