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福祉あるある

老人ホームの食費が月5万円値上げ 意外な理由で

2026年3月16日

 物価高騰が介護経営の現場を直撃しています。特に深刻なのが食材の値上がりです。老人ホームやデイサービスなどでは、仕入れ先を見直したり、メニューや調理方法を工夫してなるべく食材を効率的に使ったりと、さまざまな対策を講じています。

食事(イメージ)
食事(イメージ)

 しかし、そうした努力も限界に達しており、ここ1~2年でやむを得ず食費の値上げに踏み切るところが増えています。

 もちろん、それには利用者や家族の承諾を得なくてはいけません。「何度も説明会を実施するなど時間をかけても、値上げできた額は食材の価格上昇分に届かず、ホームの『持ち出し』は解消できなかった」というケースも少なくないようです。

 こうした状況は、ホームの価格帯によって異なるようです。首都圏で複数の高級有料老人ホームを運営している会社では、あえてこのご時世に「入居者1人当たりの1日の食材費を3000円以上とする」という基準を新たに設けました。

 その理由について、「入居者の健康」を挙げています。例えば、天然マグロや黒毛和牛、有機農法の野菜を用いるなど食材のグレードを上げれば食事がおいしくなります。おいしくなれば、自然と食事の量が増えます。食事の量が増えれば、十分な栄養を補給でき、運動やリハビリテーション、レクリエーションをしっかり行えるだけの体力がつきます。そして運動やリハビリを十分にすればお腹が減りますから、食事をしっかり食べる―といういいサイクルにつながるのだそうです。

 このホームでは、月々の食費は一気に5万円も値上がりしたそうですが、入居者や家族から反対の声は出なかったそうです。

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