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「文化時報」コラム

〈107〉共通の話題づくり

2025年10月3日

※文化時報2025年7月22日号の掲載記事です。

 「私は枕元にスマホを置いて寝ています」と、130人を超える来場者がいる中で壇上に立った女性が発言しました。子ども食堂をテーマにした学習会でのことです。終了後にその女性に駆け寄って「私もそうです」と伝えました。在宅医療の医師や看護師も同じでしょう。

福祉仏教の現場から

 以前、看取(みと)りに関わった患者さん宅で「うちは真言宗なので、相応(ふさわ)しいお寺を紹介してほしい」と言われました。時刻は午前4時くらいだったと記憶しています。何カ寺かが頭に浮かび、一つを選んで住職にメールしました。すると、すぐに折り返しの電話がありました。

 同じようなシチュエーションで複数宗派の住職にメールしたことが何度かあります。驚くようなスピードで返信がありました。住職というのはどこも同じなのか、あるいは私とお付き合いのある住職が少し変わっているのかは分かりません。

 でも、「24時間いつでも連絡OK」という職業の人はそれほど多くないと思います。医師・看護師と僧侶の共通の話題としては最適だと思います。

 先日、ある宗教者の集いがありました。その時に「お参りの途中でのランチをどうしているのか?」という話題になりました。コンビニで買ったおにぎりを車中で食べるという回答が最も多くありました。そして話は「僧衣で牛丼店に入ることができるか?」に変わり、チャレンジした写真を会員制交流サイト(SNS)へ投稿しようと盛り上がりました。

 私は月に2〜3度くらいしかお参りに行きません。だから数少ないチャンスを使って牛丼店に入ってみました。店内には数人のお客さん。黒い衣で入ってきたお坊さんに驚くような雰囲気はありませんでした。

 ですが、スマホを取り出し自撮りを始めると、視線が一斉に飛んできました。苦労して撮影した写真をSNSへ投稿するとみるみるうちに「いいね」が増えていきました。なかなか面白いチャレンジでした。

 そういえば訪問看護師さんはどこでランチをとっているのでしょうか? 牛丼店で見かけたらきっと面白いでしょうね。

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