〈13〉「遺骨の真珠」で笑顔に 有限会社アッシュオン
2025年2月8日 | 2025年3月11日更新
※文化時報2024年9月3日号の掲載記事です。
故人の遺骨を用いた養殖真珠「いのりのしんじゅ」が好評だ。いわゆる手元供養品だが、開発・販売を手掛ける有限会社アッシュオン(名古屋市緑区)の田中英樹社長は「他の手元供養品と違うのは、ご遺族が真珠養殖に参加できること。笑顔になって、だんだんと元気になっていく方が多い」と話す。
「いのりのしんじゅ」は、遺骨を含んだセラミック核をつくった後、養殖真珠と同じく貝の中に入れる。養生や沖出し、監理、浜揚げといった工程を経て、セラミック核に真珠層が生成される。