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「語らいカフェ」続ける意味を実感 京都・城興寺

2023年10月26日

※文化時報2023年9月12日号の掲載記事です。

 障害のある子やひきこもりの子の面倒を親が見られなくなったときに備える「親なきあと」をテーマにした「親あるあいだの語らいカフェin城興寺」が3日、京都市南区の真言宗泉涌寺派城興寺(上原慎勢住職)で開かれた。障害のある当事者や家族ら15人と、僧侶を含む支援者14人が参加。自由に席を移動しながら、思い思いに語り合った。

(画像・アイキャッチ兼用:自由に語り合う参加者たち=3日、京都市南区の城興寺)
自由に語り合う参加者たち=3日、京都市南区の城興寺

 文化時報社が設立した一般財団法人「お寺と教会の親なきあと相談室」(小野木康雄代表理事)の関連事業で、城興寺では昨年6月から3カ月に1度開かれており、今回が6回目。看護師のボランティア団体「One Nurse」(ワンナース、名古屋市)による恒例の「ふぁみりーあったか保健室」も同時開催された。

 参加者からは「ここに来ることが楽しみの一つになっている」「変わらず先に不安はあるが、この場があるという安心感もある」などの感想が聞かれた。

 今回初めて参加したという臨済宗東福寺派の稲葉隆道宗務総長は「傾聴するに当たって専門的な知識が必要か確かめに来たが、必要ではないと分かった。来て良かった」と笑顔で話した。

 上原住職は「前から開催を知ってくれていた方が、タイミングが合ったので、今回初めて来てくれた。活動を続けてきたからこそ、続けることの大切さを改めて実感できた」と語った。

 城興寺での次回の語らいカフェは12月3日午後2~4時に開かれる。

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