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傾聴軸に思い共有 津市・妙華寺で語らいカフェ

2023年11月21日

※文化時報2023年10月17日号の掲載記事です。

 障害のある子やひきこもりの子の面倒を親が見られなくなる「親なきあと」について語り合う「親あるあいだの語らいカフェ」が7日、津市の真宗高田派妙華寺(中川和則住職)で開かれた。スタッフを含む7人が参加し、傾聴を軸にした場をつくった。

画像・アイキャッチ兼用:語らいカフェが行われた妙華寺
語らいカフェが行われた妙華寺

 一般財団法人お寺と教会の親なきあと相談室(小野木康雄代表理事)の事業の一つで、妙華寺で行われるのは初めて。妙華寺は5月に地元で一般向けの講演会を開き、元三重県職員で遺言や相続に詳しい行政書士、脇田研二氏の協力を得て相談室を運営している。

 語らいカフェは、報恩講のお非時(食事)や地域の集まりで使う妙華寺会館を会場に実施。一光三尊仏に見守られた静かな空間で、中川住職が「布教はしません」「あなたのことを尊重します」などの約束事を読み上げ、来場者の話に耳を傾けた。超宗派の僧侶らでつくる「傾聴僧の会」(京都市上京区)の石倉真明事務局長らも傾聴に当たった。

(画像:「親あるあいだの語らいカフェ」で傾聴する中川住職)
「親あるあいだの語らいカフェ」で傾聴する中川住職

 石倉事務局長は「僧侶は訪れる人と違う世界観があるから、お互い興味を持って語り合える」と振り返り、中川住職は「お寺とは普段関わりのない人に向けて、親なきあとの活動を広げていければ」と語った。

 妙華寺では今後、2、6、10月の第1土曜に語らいカフェを行う計画。次回は来年2月3日午後1時半~4時の開催を予定している。

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