2024年3月23日 | 2024年7月9日更新
※文化時報2024年2月23日号の掲載記事です。
真宗佛光寺派本山佛光寺(京都市下京区)は15日、地域に住む小学生と保護者を対象とした「親子食堂」を試験的に開催した。家庭での孤食を防ぎたいと願って渋谷真覚門主が自ら企画。7家族14人が昔ながらの遊びに親しみ、カレーライスを共に味わった。
渋谷門主は、開会のあいさつで「地域の方々の手を借り、共に開催できたことが喜ばしい。『楽しかった、おいしかった』という思いを持ち帰ってほしい」と呼び掛けた。
子どもたちは僧侶や豊園自治連合会のボランティアからこま回しやお手玉などを教わり、遊びに没頭。一般社団法人京都ジェンヌの会の中村菜穂代表による絵本の読み聞かせも楽しんだ。保護者同士も交流し、子育ての相談やアドバイスをし合った。
運営を担当した廣澤晃隆総務は「コロナ禍前から温めていた企画。食事を通して、命を頂くことや作り手の苦労に感謝することも伝えられた」と手応えを感じていた。