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事例検討で学ぶ 福祉仏教入門講座、第5期閉講

2024年5月7日

※文化時報2024年4月9日号の掲載記事です。

 「葬式仏教から福祉仏教へ」をスローガンに掲げる「文化時報 福祉仏教入門講座」第5期の最終講が2日、オンラインで行われた。真宗大谷派僧侶で一般財団法人安住荘の代表理事、三浦紀夫氏が「ケーススタディー」として事例を提供。受講者らがグループワークで検討し、学び合った。

(画像アイキャッチ兼用:ケーススタディーで全7回の講義を終えた「文化時報 福祉仏教入門講座」の受講者ら)
ケーススタディーで全7回の講義を終えた「文化時報 福祉仏教入門講座」の受講者ら

 三浦氏はまず、「それぞれの環境でできることは違う。正解を求めないので『私ならこうする』ということを、グループで話し合いましょう」と呼び掛けた。その上で、80代の母親と2人で暮らす50代女性が「母が亡くなったら、私は独りぼっちになってしまう」と不安を打ち明けたときに、どう対処するかについて考えた。

 第5期は昨年10月から月1回、計7回にわたる講義が行われ、宗教・宗派を超えた14人が受講。多職種連携や成年後見制度=用語解説、相談実務の基本について学んだ。受講者からは「成年後見制度に関する話が参考になった」「全体を通じてとても勉強になった。仲間のお寺がこれだけおられる、ということが支えになった」などの感想が聞かれた。

 第6期、受講者募集中

 「文化時報 福祉仏教入門講座」は第6期を6~12月に行う。
 内容の詳細や受講申し込みはホームページ(https://bunkajiho.co.jp/lecture.html)から。

【用語解説】成年後見制度(せいねんこうけんせいど)

認知症や障害などで判断能力が不十分な人に代わって、財産の管理や契約事を行う人(後見人)を選ぶ制度。家庭裁判所が選ぶ法定後見制度と、判断能力のあるうちに本人があらかじめ選んでおく任意後見制度がある。

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