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福祉あるある

彼女をホームの隣室に呼び寄せ…その時奥様は

2024年7月30日

 芸能人同士など交際をおおっぴらにしたくないカップルが、同じマンションでそれぞれ部屋を借り、互いの部屋を訪ねるなどして、全く建物の外に出ることなくデートを重ねる例があるそうです。そんな話が、高齢者住宅でもあるというから驚きです。

 大阪府内の老人ホームに入居する男性がいます。身体は介護が必要ですが、認知症にはなっておらず、お金の管理や各種契約行為など身の回りのことについては自分で判断ができる状況です。そして奥様はまだ介護の必要がなく、自宅で1人暮らしをしています。

 さて、この男性には奥様とは別に長年懇意にしている女性がいました。いわゆる「不倫関係」で、もちろん奥様には内緒です。

 自宅で奥様と一緒に暮らしているときには、家を抜け出す理由が必要であり、なかなか会う時間をつくることができませんでしたが、晴れて別居状態となった今は、そんな心配もいりません。

 そこで男性は思い切った手に出ます。なんと自分が費用を出し、入居している老人ホームの隣の部屋にその女性を入居させたのです。これで365日24時間、いつでも好きなときに会えるようになりました。

 2人が道ならぬ関係であることはホームのスタッフ全員が知っています。知らないのはたまに面会に来る奥様だけ。奥様が来館するとホーム全体で奥様をだましているようで、スタッフはいたたまれない気持ちになるとか。

 そして、不倫相手と奥様が顔を合わせて、会話などから秘密がばれてしまうのを防ぐため、彼女を散歩に連れ出すなどの対応に追われるそうです。ホームとしてもいろいろ大変ですが、ホームの規定に違反しているわけではないので、禁止するわけにもいかないのだそうです。

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