2025年2月2日
人類は一つの家族だ。どれほど邪悪な魂の持ち主であっても、私は切り捨てられない。
――マハトマ・ガンディー(1869~1948)
「非暴力、不服従」を提唱し、インドのイギリスからの独立運動を指揮したことで有名なガンディーは、 武器と暴力を用いて行われる戦争や革命ではなく、平和と自由を訴える思想のみで国全体を動かした人物です。
彼の行いは、植民地解放運動や人権運動に関わる人々を中心に、世界中から多くの称賛を得ました。
徹底した平和主義者であった彼は、より多くの人々に平和の大切さを伝えるために活動し、いくつもの平和を願う言葉を遺(のこ)しました。
暴力に頼ることを否定しながらも、暴力的にならなければ生きていけなかった人々を否定することなく、全ての人間の人生と人格を尊重する姿勢を貫きました。
そのため、彼が遺した数多くの言葉からは、他者を信頼してよりよい未来と社会をつくりたいという願いが読み取れます。
実際に全ての人間同士が理解し合うことは難しく、現代でもまだ実現できていません。
しかし、悪い行いや不幸も含めて一つの社会とみなし、1人でも多くの人間と手を取り合えるようにすることが大切なのではないでしょうか。