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悩み語れる場を周知 壬生寺でカフェデモンク

2023年7月30日

※文化時報2023年6月16日号の掲載記事です。

 関西臨床宗教師会(森田敬史会長、融通念佛宗西方寺住職)は5月26日、律宗大本山壬生寺(京都市中京区)の中院で、傾聴移動喫茶カフェデモンク=用語解説=を開いた。

僧侶と話し込む参加者ら=壬生寺中院
僧侶と話し込む参加者ら=壬生寺中院

 関西臨床宗教師会のカフェデモンクは、8月を除く毎月1回、オンラインで開かれている。春は壬生寺、秋は真言宗善通寺派大本山隨心院(京都市山科区)で、対面で行われる。

 今回は、臨床宗教師12人が対応。参加者は昨年の約半数の7人となったものの、制限時間の目安としている40分を超えて話し込む人が多く見られた。参加者は、お茶やお菓子を口にしながら、さまざまな話で笑顔や涙を見せていた。

 野々目月泉前会長は「オンラインと異なり、体の動きからでも心情をキャッチできるのが、対面の特長。場を広げ、広報を積極的に行う必要がある」と語った。

 森田会長は、対面での開催を“アンテナショップ”と位置付けた上で「困ったときにこういう場所へ来ていいのだ、と思ってもらえるようにしたい」と話している。

【用語解説】カフェデモンク(宗教全般)

 2011(平成23)年の東日本大震災を機に始まった超宗派の宗教者による傾聴移動喫茶。コーヒーやスイーツを振る舞い、人々の心の声に耳を傾ける。曹洞宗通大寺(宮城県栗原市)の金田諦應住職が考案し、僧侶や修道士を意味する英語のモンク(monk)と文句、悶苦の語呂合わせで命名した。全国の災害被災地や緩和ケア病棟など14カ所に広がっている。

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