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つながる安心感じる場 城興寺で「語らいカフェ」

2024年5月1日

※文化時報2024年3月12日号の掲載記事です。

 障害のある子やひきこもりの子の親たちが将来直面する「親なきあと」について語り合う「親あるあいだの語らいカフェ」が3日、真言宗泉涌寺派城興寺(上原慎勢住職、京都市南区)で開かれた。支援者8人と障害のある当事者や家族、近隣住民ら20人が参加し、それぞれ胸の内を明かした。

(画像:参加者の笑顔が絶えない「親あるあいだの語らいカフェ」)
参加者の笑顔が絶えない「親あるあいだの語らいカフェ」

 語らいカフェは一般財団法人お寺と教会の親なきあと相談室(小野木康雄代表理事)が普及に努める事業の一つ。看護師のボランティア団体「One Nurse」(名古屋市)による恒例の「ふぁみりーあったか保健室」も同時開催され、血圧測定で分かるストレスチェックや心身の悩み相談に参加者らが列を作った。

 参加者らは本堂と離れに分かれ、茶菓を味わいながら談笑。会場は終始和やかな雰囲気に包まれ、「初めて会った同士でもすぐ打ち解けられるのが不思議」「『また会えたね、元気だった?』と気に掛けてくれる存在が安心につながっている」との感想が聞かれた。

 この日初めて訪れた松原敏子さん(82)は「近所に住んでいて、ずっと気になっていた催し。話して元気をもらえるだけでなく、聞くことで誰かの役に立てるのがうれしい」と語った。

 上原住職は「回を重ねるごとにカフェの雰囲気が良くなってきた。今後もさまざまな立場の人と関わりを持っていきたい」と話した。

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