2022年9月1日 | 2024年7月18日更新
鳥は飛び方を変えられないが、
人間はいつからでも生き方を変えられる。
――医師、日野原重明(1911~2017)
日野原重明さんは、国内の民間病院として初めて人間ドックを開設したり、初の独立型ホスピス(緩和ケア病棟)を設立したりと、予防医療や終末期医療の普及に生涯をささげた医師でした。
100歳を超えても現役医師として活動し、講演や執筆を続けました。その姿は多くの人々に勇気を与え、海外メディアから「日本で最も有名な医師」と称されたほどでした。
そんな日野原さんが生前に残したのが、「鳥は飛び方を変えられないが、人間はいつからでも生き方を変えられる」という言葉です。
日野原さん自身はクリスチャンでしたが、この名言は不思議と仏教にも通じるところがあり、好んで引用するお坊さんがおられます。
全ては移り変わるという「諸行無常」。あらゆるものは関係の中に存在するという「諸法無我」…。これらを意識したとき、私たちは、心掛け次第で周りの環境も自分自身も変えられるという可能性に気付くのでしょう。
それは支援者だけではなく、利用者の方々にも言えることなのかもしれません。高齢になってからも、いつからでも生き方を変えられる。日野原さんだからこその、説得力ある言葉だと言えます。