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「テンプル食堂」全国へ

2022年12月6日

※文化時報2022年9月23日号の掲載記事です。

 浄土真宗本願寺派の有志が本願寺吉崎別院(福井県あわら市)で行う子ども食堂「テンプル食堂」が、全国展開を開始した。運営母体として、7月に一般社団法人「えんまん」(八幡真衣代表理事)を設立。8月30日には沖縄県読谷村の本願寺派真常寺(菊城元明住職)で「テンプル食堂おきなわ」がフードパントリーを開き、70世帯に食材などを配布した。

世帯分の食材を配布した「テンプル食堂おきなわ」。全国展開の第一歩となった
世帯分の食材を配布した「テンプル食堂おきなわ」。全国展開の第一歩となった

 テンプル食堂は2020(令和2)年5月、八幡代表理事が自坊の圓満山本光寺(石川県小松市)で、山号から名付けて実施した「テンプル食堂えんまん」が始まり。その後、本願寺吉崎別院の「テンプル食堂よしざき」を始め、今では毎回400人が集まるようになった。ひとり親世帯向けの旅行事業なども手掛けている。

 テンプル食堂おきなわは全国展開の第一歩で、当日は八幡代表理事と、「えんまん」理事で吉崎別院の再生事業を共に手掛ける木村共宏・築地本願寺副宗務長らが手伝った。今後も毎月実施することを目指す。

 「えんまん」は、各地域で「テンプル食堂」を冠した活動を展開し、生きづらさを抱えた人々を支援するネットワークを全国に構築する。10月には本願寺金沢別院(金沢市)や宗派関連の特別養護老人ホーム「ビハーラ本願寺」(京都府城陽市)などでも実施する予定。

 八幡代表理事は「理念に賛同してくれる人が、フランチャイズのように参加してほしい。『ひとりじゃないよ』という思いを全国で伝えたい」と話している。

 

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