2025年7月5日
老人ホームやデイサービスではレクリエーションの一環として「今日は何の日」をしているところも多いと思います。そこで、今回の「もっと1960年代を知ろう!」では、60年代7月に起こったニュース・出来事を紹介します。ぜひ、レクのネタにしてください。
60年代の7月には、当時の子どもを夢中にさせ、現在でも高い人気・知名度を持つコンテンツが生まれています。
男の子をテレビにくぎ付けにしたのが「ウルトラマン」です。66年7月17日に第1回が放送されました。それまでの正義のヒーローは月光仮面のように等身大が常識。ウルトラマンは初の巨大ヒーローものとして視聴者に強烈なインパクトを与えました。
番組は「ゴジラのような怪獣ものをテレビでも楽しめるように」というコンセプトから企画され、当初はウルトラマンも妖怪のカラス天狗のようなデザインでした。しかし「怪獣のような姿ではヒーローとして認識されにくい」「ストーリー作成上の制約が多い」などの理由で、あのデザインになりました。ちなみにモチーフは仏像だそうです。
一方、女の子に大人気となったのが、67年7月にタカラ(現・タカラトミー)から発売された着せ替え人形の「リカちゃん」です。
フルネームは香山リカで年齢は11歳、父親はフランス人の音楽家で、母親は日本人のファッションデザイナーという設定は、当時遊んでいた人なら誰でも知っていました。なお、日本の住宅事情などに合わせて米国のバービー人形の約3分の2サイズにしたのもヒットの要因とされています。
97年には「大人になった後のリカちゃん」の公式設定が発表されています。それによると職業は外交官。25歳の時に国際結婚し、30歳で長女を出産しています。