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お寺と福祉の情報局

自転車のヘルメット義務化 ヘルパーに影響は?

2023年9月22日

 9月5日のコラムでは、訪問ヘルパーやケアマネジャーの日常業務の重要な足である自転車に関して、「楽に」「快適に」乗る方法をお伝えしました。今回は、2023年4月より努力義務化された「自転車運転時のヘルメット着用」について、詳しく見てみましょう。

自転車のヘルメット(イメージ画像)
自転車のヘルメット(イメージ画像)

① 着用しないと罰則?

「努力義務」ですので、着用しなくても罰則や罰金はありません。警察もホームページや街頭キャンペーンなどで着用を呼び掛けていますが、非着用者に対する取り締まりなどはしません。

② 同乗者に着用義務は?

 ヘルパーの中には、プライベートでは小さなお子さんと一緒に自転車に乗っている方もいると思いますが、同乗者も年齢に関わらず着用が努力義務となります。

③ ヘルメットなら何でもいい?

 工事現場用のヘルメットは頭部全体の保護能力に劣りますので好ましくありません。オートバイ用ヘルメットは不可ではありませんが、重いので運転時の身体への負荷が大きくなります。

④ ヘルメットはどこで買う?

ネットでも販売されていますが、特に外国製の場合は日本人の頭部形状に合わないこともあります。できれば自転車用品店などで実物を手にして選びましょう。

 ヘルパーの場合、自転車を頻繁に乗り降りすることが多いため、ヘルメット着脱の手間がかかります。また、女性の場合は髪の毛の乱れも心配です。さらに、訪問中は脱いだヘルメットをどこに保管しておくか、などの問題もあります。こうしたことから、実際の訪問介護の現場ではヘルパーが着用する場面はまだまだ少ないようです。

 それでも今後は、就労中の安全確保の観点から、事業所として着用を義務化する、あるいはヘルパーが個人判断で着用するケースが増えていくものと思われます。状況を注視しておく必要がありそうです。

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