2025年2月16日
※文化時報2025年1月14日号の掲載記事です。
一般財団法人お寺と教会の親なきあと相談室(小野木康雄代表理事、京都市下京区)の支部を設けている真言宗大覚寺派成福院(今井弘道住職、兵庫県宝塚市)は、障害のある子やひきこもり当事者の「親なきあと」を考える2回目の「親あるあいだの語らいカフェ」を開いた。スタッフを含む13人がテーブルを囲み、よもやま話に花を咲かせた。
昨年9月に続いての開催で、今回は釈尊が悟りを開いたことを祝う成道会(じょうどうえ)の法要に合わせて12月22日に実施。今井住職による紙芝居と大阪出身のシンガー佐藤秀人さんによるギターの弾き語りコンサートも行われ、小豆から炊いたぜんざいが振る舞われた。
語らいカフェでは、今井住職が「吐き出せば楽になれることもある。思う存分語っていただければ」とあいさつ。漫画家の細川貂々(てんてん)さんが主宰する語り合いの場「生きるのヘタ会?」「凸凹ある会?」の参加者も集まり、安心できる居場所やエンディングノートの大切さなどについて語り合った。
次回は2月24日、釈尊の入滅をしのぶ涅槃会(ねはんえ)の法要に合わせて行われる。