2023年1月25日 | 2023年6月9日更新
※文化時報2022年11月25日号の掲載記事です。
大阪市住吉区の浄土宗願生寺(大河内大博住職)で14日、4回目の親なきあと相談室が開かれた。前回に引き続き、障害のある子を連れた親子2組を含む8人が訪問。子どもたちもお寺の雰囲気に親しんだ。
今年7月から、8月を除く毎月第2月曜に開催。一般財団法人お寺と教会の親なきあと相談室(小野木康雄代表理事、京都市下京区)の理事やアドバイザーが相談員を務める。この日はいずれも障害のある子のいる藤井奈緒理事と小迫孝乃アドバイザーが参加した。
親同士の会話では、障害のある子どもたちが歯科や美容院へどのように通っているかなどが話題になった。子どもたちは親が話している間、庭で遊んだり仏教関連の本を読んだりして、和やかに過ごしていた。
また、願生寺と連携している就労継続支援B型事業所=用語解説=「Hamon(はもん)」(大阪市東住吉区)の利用者家族が職員と共に初めて訪れ、困り事を打ち明けていた。
今回もまちの保健室、介護者カフェとの同時開催で、元喫茶店の店主が入れたコーヒーが振る舞われた。次回は12月12日午後1時半から行われる。
【用語解説】就労継続支援B型事業所
一般企業で働くことが難しい障害者が、軽作業などを通じた就労の機会や訓練を受けられる福祉事業所。障害者総合支援法に基づいている。工賃が支払われるが、雇用契約を結ばないため、最低賃金は適用されない。