検索ページへ 検索ページへ
メニュー
メニュー
TOP > 福祉仏教ピックアップ > 『文化時報』掲載記事 > 楽しんで、つながる 親あるあいだの語らいカフェ

つながる

福祉仏教ピックアップ

楽しんで、つながる 親あるあいだの語らいカフェ

2023年4月13日 | 2023年6月9日更新

※文化時報2023年2月28日号の掲載記事です。

 大阪府柏原市の浄土宗安福寺(大﨑信人住職)は14日、2回目となる「親あるあいだの語らいカフェ」を開いた。前回同様、介護者カフェ=用語解説=との同時開催。参加者らは、本堂でピアノやハンドベルのコンサートを聴いた後、和室に移動して思い思いに語り合った。

 障害のある子やひきこもりの子の親たちが、子の面倒を見られなくなった後の「親なきあと」について考える催し。一般財団法人お寺と教会の親なきあと相談室(小野木康雄代表理事)の関連行事で、安福寺は相談室支部を開設している。

 この日の催しは、老人ホームや介護施設などで約20年間にわたり慰問を続けている地元のピアノ講師、森澤道子さんが出演。ハンドベルを1人で操ってクラシックや童謡などの音楽を奏でたり、曲にちなんだコスプレや手品を披露したりして、参加者らを楽しませた。

本堂で行われたハンドベルのコンサート
本堂で行われたハンドベルのコンサート

 語らいカフェには、財団の小迫孝乃アドバイザーらと、障害のある子のいる母親ら計8人が参加。初めて訪れた大阪府藤井寺市の島崎亜紀さんは「つながりを持てるすごくいい場。ご住職とお話できて良かったし、楽になって帰れる気がする。また悩みなどを聴いてもらえれば」と話していた。

語らいカフェで参加者らと談笑する大﨑住職(右から2人目)=画像を一部処理しています
語らいカフェで参加者らと談笑する大﨑住職(右から2人目)=画像を一部処理しています

 安福寺の語らいカフェは毎月14日の午後2~4時に開催。3月は音楽療法士による介護予防の講座を、4月には総本山知恩院の布教師を招いて法話会を行う。

【用語解説】介護者カフェ

 在宅介護の介護者(ケアラー)らが集まり、悩みや疑問を自由に語り合うことで、分かち合いや情報交換をする場。「ケアラーズカフェ」とも呼ばれる。主にNPO法人や自治体などが行い、浄土宗もお寺での開催に取り組んでいる。孤立を防ぐ活動として注目される。

 

おすすめ記事

error: コンテンツは保護されています