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ほっこりにっこり 語らいカフェに焼き芋登場

2024年1月22日

※文化時報2023年12月15日号の掲載記事です。

 障害のある子やひきこもりの子の面倒を親が見られなくなったときに備える「親なきあと」をテーマにした「親あるあいだの語らいカフェin城興寺」が3日、京都市南区の真言宗泉涌寺派城興寺(上原慎勢住職)で開かれた。障害のある当事者や家族ら20人が参加。福祉関係者がつぼで焼いた焼き芋を味わいながら、ゆったりと語り合った。

(画像・アイキャッチ兼用:境内で振る舞われた焼き芋)
境内で振る舞われた焼き芋

 焼き芋を焼いたのは、計画相談支援=用語解説=を行う株式会社small farms(大阪府枚方市)の熊谷宏社長。今夏には、障害のある人の就労の場をつくろうと、「おいものわ」のブランド名で焼き芋のイベント出店を始めた。今月末からは京都府八幡市の居酒屋が休みの日に店を借り、本格的に販売する予定だ。

 この日は障害のある人たちが育てた安納芋とシルクスイートの2種類を用意。高さ約80センチ、直径約60センチのつぼに練炭を入れ、炭火で火力を調整した後、アルミホイルでくるんだ芋を入れて、じっくりと焼き上げていった。

 焼き芋は無料で振る舞われ、参加者らは「おいしい!」「甘くてしっとり」と顔をほころばせ、身も心も温まっていた。

 熊谷社長は「相談支援の現場にいると、宗教を信仰している方はコミュニティーに所属していて他にも支えてくださる方がいるので、安心できる。お寺と教会の垣根を越えた活動には、とても共感できる」と話していた。

 語らいカフェは、文化時報社が設立した一般財団法人「お寺と教会の親なきあと相談室」(小野木康雄代表理事)の関連事業。城興寺では昨年6月から3カ月に1度開かれており、今回で7回目を数える。次回は2024年3月3日午後2~4時に行われる。

【用語解説】計画相談支援

 障害者が福祉サービスを受けられるようにするための支援。相談を受けたり関係機関と調整したりして、市町村に届け出る「サービス等利用計画」を作成する。計画が適切かどうかを検証し、見直すことなどもサポートする。

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