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お寺と福祉の情報局

60年代を知ろう!④~東海道新幹線編~

2025年4月28日

「もっと1960年代を知ろう」の第4弾は、1964年10月1日に開業した「東海道新幹線」についてです。

新幹線(イメージ)
新幹線(イメージ)

 新幹線開業前は、東京~大阪間の鉄道移動は特急「こだま」で約6時間半かかっており、日帰りは事実上不可能でした(飛行機は今ほど一般的な移動手段ではありませんでした)。両都市間を日帰り圏内とすることを目指して、新幹線は計画されたのです。

 国鉄(現JR)の路線の線路幅は1067ミリですが、これは鉄道の母国イギリスの標準である1435ミリより狭いものです。線路幅の狭い路線は建設費が少なく、工期も短いメリットがある一方で、車両の大型化ができず高速化も難しいという弱点がありました。そこで高速化が第一の目的だった新幹線は、これまでの路線とは別に新たに1435ミリの路線を敷くことになりました。

 開業時の東京―新大阪間の所要時間は4時間。現在の2時間21分に比べるとずいぶんかかっていますが、それでもその速さは当時の常識を覆すもので、メディアが新幹線を紹介するときは「夢の超特急」という枕言葉を付けるのが一般的でした。

 大阪には、新幹線の駅として新大阪駅が設けられました。新幹線は岡山、広島方面への延伸が当初から計画されており、大阪駅を経由して山陽方面に向かうと「一度南へ大きくカーブするので時間がかかる」「淀川を2回渡るので建設費がかかる」というのが理由です。

 さて、昔の新幹線といえばカレーなどの軽食が食べられる「ビュッフェ車」を思い浮かべる人も多いかと思います。しかし、駅構内の飲食店や街中のコンビニエンスストアの増加により次第に利用者は減少、廃止となりました。それでも最後のビュッフェ車運行は2008(平成20)年(山陽新幹線区間)ですので、意外と最近まで頑張っていたといえます。

 

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