「親なきあと」相続税も大切

2022年11月14日

　藤原代表理事は税理士法人アクセス（大阪市中央区）の代表社員。次女がダウン症で、著書に『ダウン症の子をもつ税理士が書いた　障がいのある子の「親なきあと」対策』（日本法令）がある。

　講演で藤原代表理事は「相続税がかかるかどうかで、親なきあとの手続きは大きく変わる」と指摘。相続税が非課税となる基礎控除額の計算方法を分かりやすく解説した。

　その上で、都道府県などが実施する「障害者扶養共済制度」による給付金は非課税になることや、障害者控除が障害の程度によって一般障害者と特別障害者に分かれていることを説明。

　余った控除額は、民法上の〝扶養義務者〟として、他の家族にも適用できる可能性があると伝えた。

　また、贈与税についても解説し、いわゆる「生前贈与」のコツとして、相続税より低い税率で贈与することや、長いスパンで計画的に行うことなどをアドバイスした。

>>一般社団法人「親なきあと」相談室関西ネットワーク

福祉仏教 for believe

2022.10.06

「親なきあと」のお金を知ろう

https://fukushibukkyo.com/johokyoku/847.html

「親なきあと」相談室関西ネットワークの芳賀久和さん　芳賀さんには双子の息子がおり、２人とも知的障害を伴う自閉症スペクトラム障害がある。　講演で芳賀さんは、障害者の親には「この子より先に死ねない」という切実な思いがあると強調。「子どものために、何でも自分でやりたいと思うかもしれないが、現実的にはどこかでできなくなる。いろいろな支援者が周りにいて、子どもが幸せに生きていける世界をつくりたい」と語った。　その上で、20歳以降に支給される障害基礎年金などに鑑みると、本人の収入は月額約８万円が目安になる...

福祉仏教 for believe

2023.02.03

できる備えを一つずつ　本堂で親なきあと講演会

https://fukushibukkyo.com/pickups/2300.html

「親なきあと」に関する藤井さんの講演に耳を傾ける参加者ら　成年後見制度＝用語解説＝に関する情報発信や個別相談を実施している「みんなの後見センター」（大分市）との共催。藤井さんは、重度の知的障害のある長女（19）と中学１年の次女（14）を育てながら、全国で親なきあとに関する講演や無料相談を行っている。　藤井さんは、親は心配事が多すぎてつい「私が死ぬときはこの子を連れていく」「一日でも長くこの子より生きる」と言ってしまいがちだが、障害児・者本人と家族の人生を大切にするために、親なきあとの備えが必要に...

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