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お寺と福祉の情報局

夕食の献立は施設の食事をまねよう

2023年2月11日

 介護の現場では子育て中の女性が多く働いています。彼女たちの大きな悩みは「仕事と家事をいかに両立させるか」。ただでさえ介護の仕事は身体的な負担が大きいものです。毎日の家事を手際よく済ませることが、時間、体、心にゆとりを持たせ、次に働く活力につながります。

買い物に悩む様子(イメージ画像)
買い物に悩む様子(イメージ画像)

 家事の中でも「毎日の食事のメニューを考えるのが苦手」という人は多いのではないでしょうか。メニューが決まらなければ、仕事帰りにスーパーマーケットに行っても買うものが決まらず、無駄に時間を費やすことになります。

 そうした人にお勧めしたいのが「勤務先の夕食のメニューをそっくり流用すること」です。給食事業者を使っている高齢者施設では、1カ月先や1週間先までのメニューが決まっています。それと同じものを家でも出せば「今日の夕飯はどうしよう」と悩む必要はなくなりますし、食材の買い物も週に1回などに減らせますので時間の節約になります。

 この方法には、ほかにも幾つかのメリットがあります。まずは、こうしたメニューは管理栄養士が監修していますので「栄養バランスに優れ、健康にいい」という点です。また、自分でメニューを考えると、どうしても「好きなもの」「食べたいもの」に偏ってしまいます。プロが作成したメニューをまねることで「レパートリーが増え、料理の腕も上がる」ことが期待できます。

 もっとも、高齢者向けの食事ということもあって「子どもに人気のある料理が少ない」「やけどや誤嚥(ごえん)、窒息などのリスクのある食材・料理は採用されない」という点もあります。完全にまねるのではなく、時間のある休日は好きな料理を作るなど、臨機応変に活用していくことがポイントです。

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