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お寺と福祉の情報局

利用者とのギャップ埋める「20歳の頃の曲」の法則

2023年2月21日

 以前のコラムで「雑談」をテーマにしました。同じ雑談でも、利用者相手の方が「年齢が違い過ぎて共通の話題がない」と苦手に感じる介護スタッフは多いのではないでしょうか。

昔の曲が流れる様子(イメージ画像)
高齢者にとって刺さる曲とは…(イメージ画像)

 最近では、こうしたニーズに応えようと「高齢者との話題づくり」をテーマにしたサイトや書籍があります。昔のニュースやヒット曲、有名人、人気商品、流行語などについて、年表形式などで詳しく解説されており「昔のことがよく分かる」とうたっています。

 一見すると便利なようですが、よく考えてください。「昔のこと」とは一体いつなのでしょう?例えば85歳の人と雑談をしようと思った場合、これらの年表のどこの部分を見ればいいのでしょうか?若いスタッフが「自分が生まれる10年も前のことだから昔だろう」と30年前のヒット曲や有名人を必死に覚えて話題にしても、本人にとっては「最近の話」で、「今の音楽やテレビに出ている人はさっぱり分からない」と言われてしまうかもしれません。

 利用者との雑談を盛り上げるには、彼らの長い人生の中で「刺さる」年代を的確に把握する必要があります。

 ところで、あるカラオケメーカーによると「同じ年齢層でカラオケに行った場合、年代を問わず、最も盛り上がるのは『20歳前後の頃の曲』」だそうです。つまり85歳の利用者なら今から65年ほど前の曲、ということになります。この傾向を知っておくと、利用者との話題づくりに困ることはないでしょう。

ちなみに1957(昭和32)年のヒット曲は「東京だョおっ母さん」(島倉千代子)、「有楽町で逢いましょう」(フランク永井)など。翌58年は「嵐を呼ぶ男」(石原裕次郎)、「無法松の一生」(村田英雄)などが人気となりました。

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