2023年4月28日
春は異動などで仕事の環境が変わり、介護現場で働く人も何かとストレスを感じやすい時期です。しかも、4月は新しい環境に慣れようと夢中で「ストレスがたまっていることに気付かない」というケースも少なくありません。
「たまりにたまったストレスで、ある日突然体が悲鳴をあげる」といったことがないように、日頃からこまめに心身のメンテナンスをしておきたいものです。そこで今回は、デスクワークやミーティングの最中でも手軽にできるストレス解消方法を紹介します。
東洋医学では、手には多くのツボがあるといわれていますが、その中にはストレス解消に効果があるとされるものがいくつかあります。
例えば、親指と人差し指の骨が合わさる当たりの手の甲側には「合谷(ごうこく)」というツボがあります。試しに、もう一方の手の親指と人さし指で手の甲と平を挟むようしながら押してみましょう。もし痛いようなら、ストレスがたまっているほか、体が疲れているサインです。特に目や消化器系にダメージがある場合は痛みを感じるそうです。
もう一つのツボが「内関(ないかん)」です。手首の付け根の内側には太い皺がありますが、そこから肘に向かって指の幅3本分のところにあります。このツボは緊張感をほぐすのに効果があるといわれています。会議など人前で話すときや、急な不安感にさいなまれたときに押すのがお勧めです。
なお、ツボを押すときは①ゆっくり押す(5秒ぐらい時間をかけて)、②押し続ける(3秒程度)、を3~5回ほど繰り返すのがこつです。気持ちがいいからと、つい力を入れてぐりぐりと押してしまいがちですが、押しすぎには注意しましょう。