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お彼岸は勤行・法話も 安住荘で「語らいカフェ」

2023年11月8日

※文化時報2023年9月29日号の掲載記事です。

 一般財団法人お寺と教会の親なきあと相談室の支部を開いている真宗大谷派の聞法道場、あかんのん安住荘(三浦紀夫館長、大阪市平野区)は19日、お彼岸バージョンの「親あるあいだの語らいカフェ」を開いた。勤行と法話が行われ、12人が命の平等について考えた。

三浦館長の法話に耳を傾ける「親あるあいだの語らいカフェ」の参加者ら
三浦館長の法話に耳を傾ける「親あるあいだの語らいカフェ」の参加者ら

 親なきあとは、障害のある子やひきこもりの子の面倒を、親が見られなくなった後にどうするかという問題。あかんのん安住荘では昨年12月から、原則として毎月第3火曜に開かれている。

 今回は「お彼岸だからこそ語り合う親なきあと」と題し、勤行の後に三浦館長が法話。「この世に生を受けた限り、いつかは命が尽きることを思い返してほしい」と呼び掛けた。また、あの世とこの世という区別を敷衍(ふえん)し、障害者への差別意識や優生思想などにも言及。法話を受けた茶話会で、参加者らが考えを述べ合った。参加者の一人は「お彼岸の意味をきちんと聞いたことがなく、法話に触れる機会も少なかったので良かった」と感想を語った。

 三浦館長は「せっかく『お寺と教会の』と銘打っているのだから、たまにはこういう場があってもいいと思う」と話している。

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