検索ページへ 検索ページへ
メニュー
メニュー
TOP > 福祉仏教ピックアップ > 『文化時報』掲載記事 > 当事者ほっこり 親あるあいだの語らいカフェ

つながる

福祉仏教ピックアップ

当事者ほっこり 親あるあいだの語らいカフェ

2023年5月9日

※文化時報2023年3月17日号の掲載記事です。

 障害のある子やひきこもりの子の面倒を親が見られなくなったときに備える「親なきあと」をテーマにした「親あるあいだの語らいカフェ㏌城興寺」が5日、京都市南区の真言宗泉涌寺派城興寺(上原慎勢住職)で開かれた。障害のある当事者や家族ら17人と、僧侶を含む支援者9人が参加。お寺でじっくり語り合った。

 文化時報社が設立した一般財団法人「お寺と教会の親なきあと相談室」(小野木康雄代表理事)の関連事業で、昨年6月から3カ月に1度開かれており、今回が4回目。看護師のボランティア団体「One Nurse」(ワンナース、名古屋市)による「ふぁみりーあったか保健室」も同時開催された。

 参加者らは、心の琴線に触れる言葉だけを記して吉凶を占わないオリジナルの「小指みくじ」を引き、本堂でお参りをしてから、和室に移動。今回は障害のある当事者が多く、日頃の気になることを話したり、お茶とお菓子を味わったりして、ほっこりした午後のひとときを過ごした。

談笑の輪が広がった「親あるあいだの語らいカフェ」
談笑の輪が広がった「親あるあいだの語らいカフェ」

 参加者からは「お寺の雰囲気だから気兼ねなく話せる」「たわいもない会話が大事」との声が聞かれ、療育手帳を持つ山本雅祥さん(60)は「初めて来たが、いっぱい話せてストレス解消になった。また来たい」と笑顔。付き添いで来た上野斐紗子さん(83)も「こんなに集まっているとは思わず、驚いた」と話した。

 城興寺での次回の語らいカフェは6月4日午後2~4時に開かれる。

 

おすすめ記事

同じカテゴリの最新記事

error: コンテンツは保護されています