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福祉あるある

介護スタッフでアイドルグループ結成

2022年9月5日

 「うちの施設にはアイドルがいます」

 会員制交流サイト(SNS)などでこうした発信をする高齢者施設は少なくありません。施設で飼っている動物だったり、スタッフの子どもだったりするのですが、中には「本当のアイドル」がいる施設もあります。

介護スタッフでアイドルグループ結成(イメージ画像)
介護スタッフでアイドルグループ結成(イメージ画像)

 歌や踊りが好きなスタッフたちでグループを組み、実際にアイドル活動をしています。施設や法人内のイベントはもちろん、地域の介護イベントなどでもステージに立ちます。また、アイドルではありませんが、社長が漫才コンビを組んで、毎年「M-1グランプリ」に出場している介護会社もあります。こうした活動は「介護や介護職の認知度・イメージアップ」「スタッフのモチベーション向上」「採用や入居のアピール材料」と、さまざまな効果が期待できます。

 関西の社会福祉法人にも「施設内アイドル」がいました。法人のパーティーで出し物を披露するスタッフを見て、理事長が「うちには歌って踊れるスタッフが多い。アイドルグループを組んだら面白い」と考え、メンバーを公募。先に女性グループが誕生し、後に男性グループも結成されました。

 AKB48は「会いに行けるアイドル」として一世を風靡(ふうび)しました。それにあやかってつけたキャッチコピーが「会いに来てくれるアイドル」。メンバーは実際に特養で勤務していますから、ナースコールを鳴らせば本当に会いに来てくれるのです。

 男性グループのメンバーが夜勤の時、女性入居者からナースコールが鳴りました。駆け付けてみると「なんだか眠れなくて…ふと、あなたの顔が見たくなって。お願いだから、眠るまで手を握っていてもらえないかしら…」とのこと。まさに「会いに来てくれるアイドル」の面目躍如といったところでしょうか。

 

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