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福祉あるある

多忙な社長のリフレッシュは、利用者の入浴介助で

2024年3月24日

 先日、4月に就任すると発表された日本航空の新社長が客室乗務員出身であることが、大きな話題になりました。介護業界では、このケースのように元々介護職として現場経験を長く積んだ人が社長に抜擢(ばってき)されたり、自ら起業したりすることが少なくありません。

入浴(イメージ)
入浴(イメージ)

 こうした社長に共通しているのが「今でも現場が大好き」という点です。本来は経営者として大所高所から組織をマネジメントしていかなくてはならないのですが、現場が多忙で困っているときは自分が手伝いたくてウズウズしています。

 大阪に本社がある中堅介護会社の社長は、登録ヘルパーとして働く主婦からステップアップして、2年前に社長に抜擢されたという経歴の持ち主です。それ以前からも取締役として経営には参画してきましたが、社長業は何かと勝手が異なることが多く、ストレスもたまります。

 そのストレスを解消する方法が「現場業務をすること」。運営する有料老人ホームやデイサービスで入浴介助を何件もすれば、適度に汗もかく上に利用者と雑談もできるので心身共にリフレッシュできるのだとか。

 この会社は、本社機能のある建物とホーム・デイの施設が離れた場所にあります。利用者は普段は社長に会うことがないため、社長とは知らずフランクに接してくれるのも気分転換になるそうです。

 ただし用心しなくてはならないのは、従業員に「社長」と呼びかけられ「身バレ」してしまうこと。「私が現場に行くときは、『社長』ではなく『○○さん』と名字で呼びましょう」と指導しているそうですが、入社して日の浅いスタッフや出入りの外部事業者などには、なかなか徹底できません。利用者から「え~、社長さんやったんかいな!」とびっくりされることも…。

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