「呼び寄せ介護」という言葉があります。息子や娘が、郷里に住む介護が必要になった父母を、自分が住んでいる場所に呼ぶことです。もっとも、自身の住宅事情や介護力からして同居する例は少なく、親には近所の高齢者住宅に入ってもらい、気軽に面会に行けるような距離で生活することが多いようです。…
2022年12月5日
「医療」「介護」。この二つの言葉は、併記されることが多いですし、最近はこの業界で働く人を「エッセンシャルワーカー」と総称することも増えています。しかし、世間では「医療職は介護職よりも立場が上」と勘違いしている人も少なくありません。また、残念なことに、そうした振る舞いをする医療関係者も見受けられます。…
2022年12月1日
札幌のとある高齢者住宅は医療法人が運営しており、建物に訪問看護、小規模多機能などを併設していて、医療対応が必要な人でも生活できるのが特徴でした。ある日、そこに1本の電話がかかってきました。
2022年11月28日
京都市東山区にある浄土宗金剛寺は、介護に携わる人が思いを分かち合う介護者カフェ=用語解説=を定期的に開いている。認知症のメカニズムや介護に関する知識を学んだり、参加者同士で思いを語り合ったりする場だ。地元の社会福祉協議会の職員や行政書士などの専門職も参加している。…
2022年11月24日
ある有料老人ホームが「入居者の夢をかなえるプロジェクト」の実践を決めました。「孫の結婚式に参列したい」など、一人一人の夢にスタッフが寄り添い、「3カ月後に実現」などの具体的目標を掲げて取り組むもので、最近導入するホームが増えています。夢をかなえるために行う機能訓練などで入居者が元気になるだけでなく、スタッフのモチベー…
2022年11月21日
障害者の親やきょうだいなど親族の立場にある専門家たちでつくる一般社団法人「親なきあと」相談室関西ネットワーク(藤原由親・藤井奈緒代表理事)は10月28日、大阪市立青少年センター(大阪市東淀川区)でセミナーを開いた。税理士の藤原代表理事が「『親なきあと』の相続税の話」と題して講演し、約20人が参加した。…
2022年11月14日
「『スイホ』『ガンマツ』『アザァーッス』。皆さん何の言葉か分かりますか?」。介護関連の市民団体が行った勉強会で、高齢の発表者がこんな問い掛けをした。「さあ…」「『ガンマツ』は医療の現場でよく聞きますけどね」と、首をかしげた参加者たちを前に、発表者はこう言った。「ね? 若い介護職と言葉が通じないから、私たちは老人ホーム…
2022年11月3日
介護保険サービスの中で、「開業のしやすさ」ではデイサービスが一番でしょう。居住系は初期費用が高額なのが難点です。訪問系は、初期費用は少額ですが、他との差別化が難しく、利用者獲得に苦労することがネックです。…
2022年10月22日
ある介護業界紙を読んでいたら、元ホストが経営する介護事業会社が紹介されていました。経営者レベルというケースは珍しいですが、現場スタッフなら、ホストやホステスなど、いわゆる「夜の接客業」からの転身組は介護業界では珍しくありません。また、勤務先には内緒なのでしょうが、介護職との二足のわらじを履いているホストやホステスもい…
2022年10月16日
現在、介護の現場で働いている人の約7割が女性と言われています。医療現場では、そこまで高くはありませんが、看護師、医療事務、管理栄養士、薬剤師などは就業者に占める女性の比率が高くなっています。
2022年10月12日
首都圏に、元気な高齢者向けのマンションがあります。会社員を定年退職後に起業した社長が「自分と妻がついのすみかとして住むために、とことん理想を追求した」とあって、約30戸という小さな規模ながら共用部には大浴場を備えています。もちろん社長夫妻もそこに住んでいます。…
2022年10月10日
障害者の親やきょうだいなど親族の立場にある専門家たちでつくる一般社団法人「親なきあと」相談室関西ネットワーク(藤原由親・藤井奈緒代表理事)は9月29日、大阪市立青少年センター(大阪市東淀川区)でセミナーを開いた。新型コロナウイルス感染拡大を受け、対面での開催は2年7カ月ぶり。外資系金融機関に勤務する同ネットワーク相談…
2022年10月6日
男性介護者が中心に集まるケアラーズカフェ=用語解説=がある。京都市中京区で活動する男性介護者の会「TOMO」。世話人代表の奥村弘さん(76)は「ケアラーは、自分の思いを抑え込んでしまう。だから、こんな場が大切」と話す。…
2022年10月1日